
【この記事で分かること】
本記事ではエアコンのルーバー(風向板)の外し方を解説するだけでなく、エアコンのルーバー(風向板)とは?やメーカー別のエアコンのルーバーの外し方やエアコンのルーバー(風向板)を外す際の注意点などを詳しく紹介しておりますので是非ともご参考にしてください。
~目次~
エアコンのルーバー(風向板)とは?

エアコンのルーバーとはエアコンの室内機の吹き出し口に設置されている、風向きを調整するための板です。エアコンの取付業者の中ではルーバーは「風向板」や「フラップ」と呼ばれることもあります。エアコンのルーバーの角度を適切に調整することによって、エアコンの冷暖房の効きを良くすることができますので非常に重要な役割を果たしております。
冷房運転時には冷たい風は質量が重いのでルーバーの角度を天井と水平又は部屋の上部の方向に向けることにより、室内全体を効率的に冷やすことが可能です。また、暖房運転時には暖かい風は質量が冷たい風より軽いのでルーバーの角度を下方向にすることにより、室内全体をムラなく温めることが可能です。
エアコンルーバー取り外し方の手順

エアコンクリーニングのプロが一般の方でも安全にエアコンのルーバー(風向板)を取り外せるポイントを分かりやすく詳しく解説しておりますので、是非ともご参考にして頂ければ幸いです。下記の手順通りに行えば、ルーバー(風向板)をパキッと真っ二つに割ることなく、安全に取り外せますよ!
STEP1 リモコンでスイッチをOFFにする

エアコンのルーバーを取り外す前に必ずリモコンを使ってエアコンの室内機のスイッチをOFFにしましょう。間違ってエアコンのスイッチがONになっている状態で、エアコンのルーバーを取り外すと指を怪我する恐れがありますので、必ずスイッチを切ってから作業を始めてくださいね。
STEP2 電源を抜く
STEP3 エアコンのルーバー(風向板)をゆっくりと開く

エアコンのルーバー(風向板)は上下に動きますので、手でゆっくりと開けるようにしてください。ルーバーの右側にはモーターがあるので、勢いよくルーバーを開けてしまうとモーター自体に負荷をかけてしまい、モーターの故障が発生してルーバー自体が適切に開け閉めができなくなる場合が御座いますのでご注意ください。
STEP4 エアコンのルーバー(風向板)の真ん中を撓ませる

ルーバーを開いたらエアコンのルーバーをゆっくりと真ん中を軽く撓ませるようしてください。ルーバーを撓ませる時の注意点としては無理に撓ませ過ぎないことです。ルーバーを大きく撓ませすぎてしまいますと、ルーバーは薄いプラスチックで作られておりますので、ポキッと折れてしまうことがありますのでご注意ください。
STEP5 エアコンのルーバー(風向板)の右と左の差込部分を解除する

ルーバー(風向板)の真ん中を撓ませたら、ルーバーの右と左の差込部分を丁寧に解除していきましょう。右の差込部分を解除したら、少しだけ左側にスライドを、右の差込部分を解除したら、左側にスライドをすれば簡単にルーバーを室内機から取り外すことが可能です。
STEP6 ゆっくりとルーバー(風向板)を取り外す

ルーバーの右と左の差込部分を解除したら埃やカビが舞わないように丁寧にゆっくりと取り外してください。
メーカー別 エアコンのルーバーの外し方
エアコンのルーバーの外し方を日本の国内主要エアコンメーカー別(ダイキン工業、パナソニック、シャープ、富士通、東芝、日立、三菱)に詳しく解説しておりますので、併せてご確認ください。メーカーや機種ごとに取り外し方法が若干異なるので、是非とも皆様のお役立ちいただけたら幸いです。尚、STEP1のリモコンでスイッチをOFFにするとSTEP2の電源を抜くは全メーカーのエアコンであっても、どの機種であっても同じですのでこちらの工程を割愛させて解説を致しますのでご了承ください。
ダイキン工業製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 エアコンの電源を切る | エアコンの運転をリモコンを使用して停止し、電源プラグをコンセントから抜いてください。 |
| STEP2 手でルーバーを開く | エアコンには待機電力がありますので、電源プラグを抜いて5~10分程度時間を置いてから、ルーバーを手でゆっくり止まるところまで開いてください。 |
| STEP3 上下風向ルーバーを取り外す | ルーバーの片方を掴みながら、もう片方の留め具を外して、斜め下に引いて取り外してください。 |
| STEP4 左右風向ルーバーを取り外す | 左右風向ルーバーを固定しているロック部分を内側にスライドさせながら、持ち上げて取り外してください。 |
パナソニック製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 ルーバーの中央を確認する | ルーバーの中央に留め具と留め具を固定する穴がありますので、作業に入る前に目視で確認してください。 |
| STEP2 ルーバー中央の留め具を外す | 留め具は割れやすいため無理に外そうとせず、左に少しずらしてからゆっくり慎重に取り外してください。 |
| STEP3 ルーバーをたわませる | ルーバーも留め具同様割れやすいため、無理な力を加えずに、ルーバーの中心を押し下げて軽くたわませてください。 |
| STEP4 ルーバーの左側を先に外す | ルーバーを外す際は、先に左側を外してから右側を外すと簡単に取り外せますので、順番に注意してください。 |
シャープ製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 ルーバー(風向板)を上部にゆっくり開く | ルーバー(風向板)の右側にモーターが接続されておりますので、必ずゆっくり持ち上げてください。一気に持ち上げてしまうとモーターが壊れてしまい故障の原因になりますので、必ずゆっくり持ち上げるようにしましょう。 |
| STEP2 ルーバー(風向板)の真ん中2か所のツメを解除する | ルーバー(風向板)の真ん中にツメがありますので、2か所のツメを解除してください。 |
| STEP3 ルーバー(風向板)の真ん中をたわませる | ルーバー(風向板)の真ん中を手に取り、ゆっくりと手前に引き、軽くたわませてください。たわませすぎるとルーバー(風向板)が折れてしまいますので、必ずゆっくり優しくたわませるようにしましょう。 |
| STEP4 ルーバー(風向板)の左右のツメを解除 | ルーバー(風向板)の左右にツメがありますので、左右のツメを解除してください。 |
| STEP5 ルーバー(風向板)を室内機から取り外す | ルーバー(風向板)を取り外す際は、ルーバー(風向板)が汚れている場合がありますので、ゆっくり取り外してください。 |
(プチ情報)シャープ製のエアコンのルーバー(風向板)を取り外すと、真ん中にプラズマクラスターがございます。プラズマクラスターは室内の空気をキレイにする役割があり、プラズマクラスターも取り外すことができますので、取り外して掃除することをおすすめします。
富士通ゼネラル製のエアコンのルーバーの外し方
(重要)富士通ゼネラル製のエアコンのルーバー(風向板)は、他のメーカーのエアコンのルーバー(風向板)の取り外し方と全く異なりますのでご注意ください。
| STEP1 エアコンの送風運転を稼働させて風向きを下にする | エアコンの送風運転を稼働させ、リモコンを使ってルーバー(風向板)の風向きを一番下に向けてください。 |
| STEP2 リモコンの停止ボタンを押してコンセントを抜く | リモコンの停止ボタンをすぐに押して、2秒以内にエアコンのコンセントを抜いてください。 |
| STEP3 ルーバー(風向板)の真ん中2か所のツメを解除する | ルーバー(風向板)の真ん中にツメがありますので、2か所のツメを解除してください。 |
| STEP4 ルーバー(風向板)の真ん中をたわませる | ルーバー(風向板)の真ん中を手に取り、ゆっくりと手前に引き、軽くたわませてください。たわませすぎるとルーバー(風向板)が折れてしまいますので、必ずゆっくり優しくたわませるようにしましょう。 |
| STEP5 ルーバー(風向板)の右側のツメを解除する | ルーバー(風向板)の右側にツメがありますので解除してください。 |
| STEP6 ルーバー(風向板)の左側のバネを外す | ルーバー(風向板)の左側にはバネが装着されております。バネを支えながらルーバー(風向板)をゆっくり右側にスライドさせてルーバー(風向板)を取り外してください。 |
東芝製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 エアコンの電源プラグを抜く | エアコンの運転を停止し、エアコンの故障や感電を防ぐため、電源プラグをコンセントから抜いてください。 |
| STEP2 手でルーバーを開く | エアコンには待機電力がありますので、電源プラグを抜いて5~10分程度時間を置いてから、上下風向ルーバーを手でゆっくりと奥まで開いてください。 |
| STEP3 上下風向ルーバーを取り外す | ルーバーの右側を持ち、左側のグレーのストッパーをつまみながら、斜め下に引いて取り外してください。 |
| STEP4 左右風向ルーバーを取り外す | 左右風向ルーバーを固定しているロック部分を内側にスライドさせながら、持ち上げて取り外してください。 |
日立製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 エアコンの電源を切る | 作業に取り掛かる前にエアコンの電源プラグをコンセントから抜く、またはブレーカーを切ってください。 |
| STEP2 ルーバーの固定状態を確認する | 通常、ルーバーはプラスチック製の留め具で固定されておりますので、作業に入る前にしっかりと留まっているかを確認してください。 |
| STEP3 ルーバー中央の留め具を外す | 留め具は割れやすいため、無理に力を入れずに、ルーバーの中央部分を軽く押さえながら手前に引いて取り外してください。 |
| STEP4 ルーバー左右の留め具を外す | 中央の留め具が外れたら、ルーバーを少したわませて左右の留め具を外し、手前に引いて取り外してください。 |
三菱製のエアコンのルーバーの外し方
| STEP1 エアコンの電源を切る | エアコンのルーバーを外す前には、エアコンの故障や事故を防ぐため必ずエアコンの電源を切ってから作業に取り掛かってください。 |
| STEP2 ルーバーの固定状態を確認する | 通常、ルーバーはプラスチック製の留め具で固定されておりますので、作業に入る前にしっかりと留まっているかを確認してください。 |
| STEP3 留め具を取り外す | プラスチック製の留め具は割れやすいため、無理に取り外そうとせず、しっかりと手でつまんで慎重に取り外してください。 |
| STEP4 ルーバーを左右順に取り外す | ルーバーも留め具同様割れやすいため、自然な力でルーバーを少したわませてから、左右順にゆっくり慎重に取り外してください。 |
エアコンのルーバー(風向板)を外す際の注意点

エアコンは主にプラスチックでできており、特にエアコンのルーバーは他の部品に比べ少ししなるように作られていますので、無理に取り外そうとすると簡単に折れてしまいます。また、ルーバーは可動部品であり、折れた部分をテープで止めて使用できる部品ではありませんので、取り外す際は細心の注意が必要です。
ルーバーが黄色く変色して硬化している物は外さない

エアコンのルーバーを取り外すときは少ししならせて取り外す必要がありますが、エアコンは主にプラスチックでできており、エアコンの部品の中でも特にルーバーは軽く作られています。そのため経年劣化によりルーバーが黄色く変色して硬化している状態で取り外すと、パキッと2つに折れてしまったりルーバーの爪が折れる可能性があります。ルーバーは可動部品であるため、折れたところをテープで補強して使用できるものではないですし、同じ部品をメーカーから取り寄せても仕様が変わっていて設置できなかったり、部品の製造自体が終了していて結局エアコンを廃棄することにもなりかねませんので、明らかにルーバーが黄色く変色して硬化している物は取り外さないようにしてください。
必ずエアコンの電源を抜く

エアコンのルーバーを取り外す際は、必ず電源を抜きましょう。電源を抜かずにルーバーを取り外そうとすると、万一、誤作動で電源が入ってしまったときに漏電や感電、手や指を負傷してしまう危険性があります。また、エアコンを含む家電製品には、いつでも稼働できるように少しの「待機電力」が貯められていますので、電源を抜いてもすぐに電気はなくなりません。エアコンから「待機電力」が全てなくなるには5分〜10分程度かかりますので、ルーバーを取り外す際は事前に電源を抜いておきましょう。
ルーバーが 電動か手動かチェックする
エアコンのルーバーを取り外す際は、「電動」か「手動」かを必ずチェックしましょう。「電動」のルーバーは最新の機種に備わっている傾向があり、自動で風向きの調節が行われ電源が入った状態で動かすことはできません。そのため、エアコンの電源を抜いてさらに待機電力が全てなくなってから取り外さないと、ルーバーが壊れてしまい使い物にならなくなってしまう可能性もあります。
一方、「手動」のルーバーは、ルーバーに風向きを変えるための突起がついていたり、直接ルーバーを触って風向きを変えるものがあります。通常、エアコンにはめ込む仕様になっているため、無理に取り外そうとしなければ壊れる可能性は極めて低いですが、力を入れすぎて無理に取り外そうとすると壊れてしまいますので注意しましょう。
【プロ直伝】エアコンのルーバー(風向板)を傷つけずに綺麗に掃除する方法

エアコンのルーバー(風向板)を室内機から取り外すことが出来たら、是非ともカビや埃などで汚れたルーバー(風向板)を傷つけずに綺麗に掃除する方法をご紹介したいと思いますので是非ともご参考にして頂ければ幸いです。
STEP1 毛先の柔らかい刷毛で大きな汚れを落とす
まずは、エアコンのルーバー(風向板)に付着したカビや埃などの大きな汚れを毛先の柔らかい刷毛で丁寧に落としてください。毛先が固い刷毛を使ってしまうとルーバー(風向板)自体を傷つけてしまう危険性がありますので、必ず毛先が柔らかい刷毛をホームセンター等で購入してご利用ください。
STEP2 アルカリ洗剤を噴霧して1分程待ってからスポンジで油汚れを落とす
大きな汚れを毛先の柔らかい刷毛で落としたら、アルカリ洗剤をエアコンのルーバー(風向板)全体に噴霧して1分程度待ちましょう。1分程度待つことによってアルカリ洗剤がルーバー(風向板)に付着した油汚れを分解してくれます。1分程度時間が経過したらスポンジを使ってゴシゴシと油汚れを落としてください。
特にリビングダイニングキッチンに設置されているエアコンのルーバーは油汚れがたくさん付着していることがありますので、念入りにアルカリ洗剤とスポンジを使って掃除をしてください。アルカリ洗剤を使ってルーバーを綺麗にしたら、指でルーバーを擦るとキュッ、キュッと音が鳴りますので、この音が確認できたら油汚れをしっかりと落としている証拠ですので次の工程にいきましょう。
STEP3 塩素系洗剤を噴霧してからメラニンスポンジでカビを落とす
マスクと手袋を着用してから、塩素系の漂白洗剤をエアコンのルーバー(風向板)に噴霧して1分程度そのままにしてください。塩素系漂白洗剤の力でルーバーに付着した黒カビを綺麗に取り除くことが可能です。大まかに黒カビが消えたところで、メラニンスポンジを使ってできるだけ力を入れないように軽く擦るようにして、残りの黒カビの汚れを落としてください。
(塩素系洗剤を使う際の注意点)次亜塩素酸ナトリウムなどを主成分とする塩素系洗剤を利用する際には必ずマスクとゴム手袋を着用して喚起のしっかりととれた場所でエアコンのルーバー掃除を行ってください。密閉された場所で塩素系洗剤を利用すると体調を崩す方もいらっしゃいますので、ご注意ください。また、塩素系洗剤を利用する際に酸性洗剤が混ざると人体に有毒なガスを発生する危険性がありますので、細心の注意を払って塩素系洗剤の取り扱いをお願いします。
STEP4 水で洗い流す
ルーバーに洗剤が残らないようにルーバーを十分な水を使って洗い流しましょう。
STEP5 タオルで水気を拭き取り日陰で乾燥させる
水で綺麗に汚れを全て洗い流したら、ルーバーに付着した水分を乾燥したタオルでしっかりと水気を取り除いてください。そして、水気を拭き取ったルーバーを日陰で十分に乾燥させるようにしましょう。太陽の光が当たる場所でルーバーを乾燥させてしまうと、太陽光の強い紫外線の力でルーバーのプラスチック部分が硬化してしまうので、ルーバー自体が脆くなってしまいますので、必ず直射日光の当たらないばっしょで乾燥させてくださいね。
エアコンのルーバー(風向板)を掃除する際に必要な道具
エアコンのルーバー(風向板)を掃除する際に必要な道具は下記の通りですのでお近くの100金ショップやホームセンターで準備をしてください。
- 毛先の柔らかい刷毛
- アルカリ洗剤
- メラニンスポンジ
- 塩素系洗剤
- タオル
- マスク
- 手袋
エアコンのルーバー(風向板)を掃除するメリット

定期的にエアコンのルーバー(風向板)を掃除することで、節電や故障リスクの低減、体調不良の予防などのメリットがあります。下記で詳しく解説しておりますので、ぜひ一読してみてくださいね。
エアコンの電気代の節約ができる

エアコンのルーバー(風向板)を掃除することでエアコンの風量にムラが起こりにくくなり、エアコンの効率も高まりますので消費電力の無駄がなくなり電気代を節約することができます。電化製品の中でも特にエアコンは消費電力が高い傾向にありますので、定期的にエアコンのルーバー(風向板)を掃除することは経済的なメリットがあります。
エアコンの故障リスクを減らせる

エアコンのルーバー(風向板)を掃除することによって、エアコン内部のコンプレッサーやモーターにかかる負荷を低減したり、水漏れによる漏電を予防すすことができますので、エアコンの故障リスクを減らすことが可能です。万一、エアコンが故障した場合、エアコンの故障箇所によっては数万円の高額な修理費用が発生することもありますので、定期的にエアコンのルーバー(風向板)を掃除してキレイを保ちましょう。
家族の健康を守れる

エアコンのルーバー(風向板)にはカビが付着しやすく、そのまま放置していると室内に舞ったカビを吸って体調不良を引き起こす危険性があります。定期的にルーバー(風向板)を掃除することでカビの繁殖を抑えることができ、カビの汚れをしっかりと取り除くことによって家族の健康を守ることができます。体調不良の予防だけでなく呼吸器系の疾患を予防することもできますので、定期的にエアコンのルーバー(風向板)を掃除してくださいね。
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