【この記事で分かること】

電気ストーブはすぐに暖まって便利ですが、「エアコンと比べて電気代は高いの?」「冬に使い続けるといくらかかるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。実は、部屋全体を長時間暖めるならエアコン、足元や手元を短時間だけ暖めるなら電気ストーブというように、使い方によって向き不向きがあります。この記事では、電気ストーブとエアコンの電気代を1時間・1日・1か月で比較しながら、どちらを選ぶとお得なのか、さらに冬の電気代を抑えるコツまで分かりやすく解説します。

電気ストーブの電気代はいくら?1時間・1日・1か月の電気代比較

消費電力1時間1日(8時間)30日(1日8時間)
400W約12.4円約99.2円約2,976円
800W約24.8円約198.4円約5,952円
1200W約37.2円約297.6円約8,928円

(解説)上記の表を見ると、電気ストーブは消費電力が高くなるほど電気代も比例して上がることが分かります。400W程度の弱運転なら1日8時間使っても約99.2円ですが、1200Wの強運転では約297.6円となり、30日間使うと約8,928円まで増えます。短時間だけ足元や手元を暖める使い方なら便利ですが、部屋全体を暖めようとして強運転を長時間続けると、毎月の電気代に大きく影響する可能性があります。電気代を抑えるには、必要な場所で必要な時間だけ使い、長時間の暖房はエアコンと使い分けることが大切です。

エアコンの電気代(暖房)はいくら?1時間・1日・1か月の電気代比較

部屋の広さ/消費電力1時間1日(8時間)30日(1日8時間)
6畳/500W約15.5円約124円約3,720円
8畳/600W約18.6円約148.8円約4,464円
10畳/800W約24.8円約198.4円約5,952円
12畳/1,000W約31円約248円約7,440円
14畳/1,200W約37.2円約297.6円約8,928円

上記の表を見ると、エアコン暖房も消費電力が大きくなるほど電気代は上がります。ただし、電気ストーブと違い、エアコンは室温が安定すると消費電力を抑えながら運転することがあります。そのため、同じ800Wや1200Wで比較しても、部屋全体を長時間暖める場合はエアコンの方が効率的に使えるケースが多いです。

※電気料金単価31円/kWhで計算しています。
※上記は、エアコン暖房が表の消費電力で稼働し続けた場合の単純計算です。
※実際のエアコンは、立ち上がり時は消費電力が高くなりやすく、室温が安定すると消費電力が下がることがあります。
※外気温、設定温度、部屋の断熱性、日当たり、機種性能によって実際の電気代は変わります。

電気ストーブとエアコンの電気代どっちが安い?

(結論)部屋全体を暖めるならエアコンが安い!ただし、足元だけなら電気ストーブもおすすめ!

電気代の安さで比較すると、部屋全体を長時間暖める場合はエアコンの方が安くなりやすいです。エアコンは暖房効率が高く、リビングや寝室など広い空間を一定の温度に保つのに向いています。

一方で、電気ストーブは消費電力が大きい機種が多く、長時間使うと電気代が高くなりやすい点に注意が必要です。ただし、脱衣所・キッチン・デスク下・足元などを短時間だけ暖める用途なら、すぐに暖まる電気ストーブも便利です。

そのため、基本は部屋全体はエアコン、足元や手元の補助暖房は電気ストーブという使い分けがおすすめです。

その他暖房機器別電気代一覧

暖房機器消費電力1時間1日(8時間)30日(1日8時間)
ハロゲンヒーター400〜1200W約12.4〜37.2円約99.2〜297.6円約2,976〜8,928円
カーボンヒーター450〜900W約14.0〜27.9円約111.6〜223.2円約3,348〜6,696円
パネルヒーター300〜1000W約9.3〜31.0円約74.4〜248.0円約2,232〜7,440円
オイルヒーター500〜1500W約15.5〜46.5円約124.0〜372.0円約3,720〜11,160円
セラミックファンヒーター600〜1200W約18.6〜37.2円約148.8〜297.6円約4,464〜8,928円
こたつ100〜500W約3.1〜15.5円約24.8〜124.0円約744〜3,720円
電気毛布20〜75W約0.6〜2.3円約5.0〜18.6円約149〜558円
ホットカーペット200〜700W約6.2〜21.7円約49.6〜173.6円約1,488〜5,208円
電気式床暖房700〜2000W約21.7〜62.0円約173.6〜496.0円約5,208〜14,880円

表を見ると、電気毛布・こたつ・ホットカーペットは体の近くを暖める用途では電気代を抑えやすい一方、オイルヒーター・セラミックファンヒーター・床暖房は長時間使うと電気代が高くなりやすい傾向があります。部屋全体を暖めるならエアコン、足元や体の近くを暖めるならこたつ・電気毛布・ホットカーペットなど、使う範囲で選ぶと無駄を抑えやすくなります。

※計算式:消費電力kW × 使用時間 × 31円/kWh
※こたつ・電気毛布・ホットカーペットは温度調整により消費電力が変わるため、実際の電気代は表より低くなる場合があります。
※床暖房は電気式を想定しています。温水式やガス式は料金体系が異なるため、単純比較はできません。

各暖房機器の特徴を理解してご自宅に最適な暖房機器を選ぼう!

暖房機器には、部屋全体を暖めるのが得意なもの、足元や手元をすぐに暖めるもの、電気代を抑えやすいものなど、それぞれに特徴があります。価格の安さだけで選ぶと、思ったより電気代が高くなったり、部屋が十分に暖まらなかったりすることもあります。ここでは、エアコン・電気ストーブ・こたつ・電気毛布・ホットカーペットなどの特徴を比較しながら、ご家庭の使い方に合う暖房機器の選び方を分かりやすく紹介します。

壁掛けエアコン

(こんな方におすすめ)部屋全体を暖めたい人、長時間使って電気代を抑えたい人

(特徴)エアコンは、部屋全体を効率よく暖めたり冷やしたりできる空調機器です。暖房時はヒートポンプの仕組みで外気の熱を利用するため、電気ストーブやセラミックファンヒーターよりも省エネに使いやすいのが特徴です。リビングや寝室など、広い空間を長時間快適に保ちたい場合に向いています。一方で、暖まるまでに少し時間がかかることがあり、空気の乾燥やフィルター掃除、設置工事が必要な点には注意が必要です。

電気ストーブ

(こんな方におすすめ)すぐに暖まりたい人、足元や手元を短時間だけ暖めたい人、脱衣所やデスク下など狭い場所で使いたい人

(特徴)電気ストーブは、電気で発熱体を暖め、赤外線の熱で足元や手元をすばやく暖める暖房器具です。スイッチを入れるとすぐに暖かさを感じやすく、工事不要でコンセントがあれば使える手軽さが魅力です。本体価格も比較的安く、脱衣所・キッチン・デスク下などの補助暖房に向いています。一方で、部屋全体を暖める力は弱く、長時間使用すると電気代が高くなりやすい点には注意が必要です。発熱部が高温になるため、やけどや火災対策も大切です。

ハロゲンヒーター

(こんな方におすすめ)短時間だけすぐに暖まりたい人、足元や手元を局所的に暖めたい人、脱衣所やキッチンなど狭い場所で使いたい人

(特徴)ハロゲンヒーターは、スイッチを入れるとすぐに発熱し、足元や手元をピンポイントで暖めたいときに便利な暖房器具です。本体価格が比較的安く、軽量で移動しやすいため、脱衣所・キッチン・デスク下など短時間だけ使う場所に向いています。一方で、部屋全体を暖める力は弱く、長時間使用すると電気代が高くなりやすい点には注意が必要です。また、発熱部が高温になるため、衣類やカーテンを近づけず、子どもやペットが触れないよう安全に使うことが大切です。

カーボンヒーター

(こんな方におすすめ)足元や手元を効率よく暖めたい人、短時間だけ暖房を使いたい人

(特徴)カーボンヒーターは、炭素繊維を発熱体に使い、遠赤外線で体をじんわり暖める暖房器具です。スイッチを入れてから比較的早く暖かさを感じやすく、ハロゲンヒーターよりも体の芯まで暖まりやすいのが特徴です。足元や手元などをピンポイントで暖めるのに向いており、脱衣所・キッチン・デスク下などで使いやすい一方、部屋全体を暖める力はあまり高くありません。

パネルヒーター

(こんな方におすすめ)静かに使いたい人、足元をやさしく暖めたい人、デスク下や寝室などで補助暖房として使いたい人

(特徴)パネルヒーターは、薄型の本体からやさしく熱を広げ、足元や部屋の一部を穏やかに暖める暖房器具です。温風を出さないタイプが多いため、ホコリが舞いにくく、運転音も比較的静かなのが特徴です。デスク下・脱衣所・寝室などで使いやすく、圧迫感が少ない点もメリットです。一方で、暖房力は控えめで、広い部屋全体をすぐに暖める用途にはあまり向いていません。即暖性よりも、じんわり快適に暖めたい場合に適しています。

オイルヒーター

(こんな方におすすめ)静かな暖房を使いたい人、乾燥や風が苦手な人、寝室や子ども部屋で穏やかに暖めたい人

(特徴)オイルヒーターは、本体内部のオイルを電気で温め、その熱をゆっくり放出して部屋を暖める暖房器具です。温風を出さないためホコリが舞いにくく、空気が乾燥しにくい点が特徴です。運転音も静かで、寝室や子ども部屋でも使いやすい一方、暖まるまでに時間がかかり、電気代は高くなりやすい傾向があります。すぐに暖まりたい用途よりも、長時間ゆっくり快適に過ごしたい場面に向いています。

セラミックファンヒーター

(こんな方におすすめ)脱衣所や足元をすぐ暖めたい人、短時間だけ使いたい人、灯油を使わず手軽に暖房を使いたい人

(特徴)セラミックファンヒーターは、電気でセラミックを発熱させ、ファンで温風を送る暖房器具です。スイッチを入れると比較的すぐに温風が出るため、脱衣所・トイレ・キッチン・デスク下など、短時間だけ暖めたい場所に向いています。灯油を使わないため給油の手間がなく、コンパクトで移動しやすい点もメリットです。一方で、広い部屋全体を暖める力は弱い傾向があります。

こたつ

(こんな方におすすめ)足元をしっかり暖めたい人、リビングで長時間くつろぎたい人

(特徴)こたつは、テーブル下のヒーターと布団で下半身を効率よく暖める暖房器具です。部屋全体を暖める力は弱いものの、体の近くを集中的に暖められるため、電気代を抑えやすい点が大きなメリットです。リビングでくつろぐ時間や、家族で過ごす冬の団らんにも向いています。一方で、長時間入り続けると体が乾燥したり、姿勢が悪くなったりすることがあるため、適度に休憩しながら使うことが大切です。

電気毛布

(こんな方におすすめ)寝るときに体を暖めたい人、ソファやデスク周りで部分的に暖を取りたい人

(特徴)電気毛布は、布団や体に直接触れる形で暖める暖房器具です。体の近くを効率よく暖められるため、エアコンや電気ストーブよりも消費電力を抑えやすく、電気代を節約しやすい点が大きなメリットです。就寝時やソファでくつろぐ時間、在宅ワーク中のひざ掛け代わりにも使いやすいです。一方で、長時間同じ場所を暖め続けると、低温やけどや乾燥につながることがあるため、温度設定や使用時間には注意が必要です。

ホットカーペット

(こんな方におすすめ)足元からじんわり暖まりたい人、子どもや家族と床で過ごすことが多い人

(特徴)ホットカーペットは、床面から足元や体をじんわり暖める暖房器具です。座って過ごすリビングや子どもの遊び場などで使いやすく、エアコンのように風が出ないため、乾燥やホコリの舞い上がりが気になる人にも向いています。こたつと組み合わせると、より効率よく暖を取りやすい点もメリットです。一方で、部屋全体を暖める力は弱く、長時間同じ姿勢で使うと低温やけどにつながることがあるため注意が必要です。

電気式床暖房

(こんな方におすすめ)風や乾燥が苦手な人、新築・リフォーム時に暖房設備を整えたい人、足元から快適に暖まりたい人

(特徴)電気式床暖房は、床下に設置した電熱線やヒーターで床面を暖め、足元から部屋全体をじんわり快適にする暖房設備です。温風を出さないためホコリが舞いにくく、空気が乾燥しにくい点がメリットです。一方で、設置には工事が必要で、導入費用が高くなりやすく、電気代も使い方によっては高くなることがあります。後付けよりも新築やリフォーム時に導入しやすい暖房です。

電気ストーブの電気代を節約する方法

電気ストーブは、スイッチを入れるとすぐに暖まる便利な暖房器具ですが、長時間使い続けると電気代が高くなりやすい点に注意が必要です。特に、部屋全体を暖めようとするよりも、足元や手元など必要な場所を短時間だけ暖める使い方が節約のポイントです。ここでは、電気ストーブの電気代を抑えるために効果的な方法を、ランキング形式で紹介します。

【第1位】つけっぱなしにしない

(解説)電気ストーブの電気代を節約するうえで最も有効なのは、必要な時間だけ短時間で使うことです。電気ストーブはスイッチを入れるとすぐに暖かさを感じやすい反面、消費電力が高めの機種も多く、長時間つけっぱなしにすると電気代がかさみやすくなります。朝の着替え前、脱衣所、キッチンでの作業中、在宅ワーク中の足元など、寒さを感じる場面に限定して使うのがおすすめです。部屋全体を長時間暖める暖房ではなく、短時間の補助暖房として使うことで、快適さと節約を両立しやすくなります。

【第2位】部屋全体ではなく足元・手元だけ暖める

(解説)電気ストーブは、部屋全体を暖めるよりも、足元や手元など体の近くをピンポイントで暖める使い方に向いています。広いリビング全体を暖めようとすると、長時間の使用になりやすく、電気代が高くなる原因になります。デスク下、キッチンの足元、脱衣所、朝の着替え時など、寒さを感じやすい場所だけに絞って使うのが効果的です。必要な範囲だけを短時間暖めることで、無駄な電力を抑えながら快適に過ごしやすくなります。

【第3位】エアコンと併用する

(解説)電気ストーブの電気代を抑えるには、エアコンと併用するのも効果的です。部屋全体を暖めるのはエアコンに任せ、足元や手元など寒さを感じやすい部分だけを電気ストーブで補助すると、無駄な電力を抑えやすくなります。最初にエアコンで室温を整え、冷えやすい足元だけ短時間電気ストーブを使うと、快適さと節約を両立しやすくなります。

【第4位】強運転を続けず、暖まったら弱運転にする

(解説)電気ストーブは、最初から最後まで強運転で使い続けると電気代が高くなりやすくなります。使い始めは強運転で足元や手元をすばやく暖め、ある程度暖かさを感じたら弱運転に切り替えるのがおすすめです。必要以上に強い出力で使わないことで、消費電力を抑えながら快適さを保ちやすくなります。消し忘れが不安な場合は、タイマー機能もあわせて活用しましょう。

【第5位】断熱対策をする

(解説)電気ストーブの電気代を抑えるには、暖めた空気を逃がさない工夫も大切です。厚手のカーテンを使う、窓に断熱シートを貼る、ドアや窓のすき間風を防ぐだけでも、冷気が入りにくくなります。部屋が冷えにくくなると、電気ストーブの使用時間を短くしやすくなり、結果的に電気代の節約につながります。

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの電気代を抑えるには、ただ設定温度を下げるだけでなく、暖房効率を高める使い方を意識することが大切です。設定温度の見直し、フィルター掃除、エアコンクリーニング、サーキュレーターや加湿器の併用などを組み合わせることで、快適さを保ちながら無駄な電力消費を減らしやすくなります。ここでは、エアコンの電気代節約に特に効果的な方法をランキング形式で紹介します。

【第1位】設定温度を見直す

(解説)エアコンの電気代を節約するうえで、まず見直したいのが設定温度です。暖房時に設定温度を高くしすぎると、室温を維持するために消費電力が増えやすくなります。寒いからといって一気に温度を上げるのではなく、20度前後を目安にしながら、服装・ひざ掛け・加湿などで体感温度を調整するのがおすすめです。無理のない範囲で設定温度を控えめにすることで、快適さを保ちながら電気代を抑えやすくなります。

(詳しく解説)暖房の設定温度は何度がおすすめ?26度で寒い時でも電気代を節約しながら快適に暖める方法12選

【第2位】年に1回エアコンクリーニングを依頼する

(解説)エアコン内部にホコリやカビ汚れがたまると、風の通りが悪くなり、冷暖房の効率が下がる原因になります。フィルター掃除だけでは落としきれない内部の汚れは、年に1回を目安に専門業者へエアコンクリーニングを依頼すると安心です。特に、エアコンの効きが悪い、風量が弱い、ニオイが気になる場合は、内部汚れが影響している可能性があります。清潔な状態を保つことで、余計な電力消費を抑えやすくなります。

【第3位】サーキュレーターで空気を循環させる

(解説)暖房時は、暖かい空気が天井付近にたまりやすく、足元が冷えたままになりがちです。その状態で設定温度を上げると、電気代が高くなりやすくなります。サーキュレーターを使って室内の空気を循環させると、上にたまった暖気を部屋全体に広げやすくなり、足元の寒さ対策にもつながります。エアコンの風向きは下向きにし、サーキュレーターで空気を回すと、暖房効率を高めやすくなります。

(詳しく解説)サーキュレーターと暖房の賢い併用法|暖房効果が上がる置き方と使い方解説

【第4位】フィルターを2週に1回掃除する

(解説)エアコンのフィルターにホコリがたまると、空気を吸い込みにくくなり、暖房効率が落ちやすくなります。その結果、同じ温度設定でも余計な電力を使うことがあります。電気代を抑えるためには、2週間に1回を目安にフィルターを掃除するのがおすすめです。掃除機でホコリを吸い取り、汚れが気になる場合は水洗いしてしっかり乾かしてから戻しましょう。こまめな手入れは、節電だけでなくニオイ対策にも役立ちます。

(詳しく解説)エアコンのフィルター掃除法と手順|フィルターが汚れにくくなる裏技アイテム紹介

【第5位】加湿して体感温度を上げる

(解説)冬は空気が乾燥しやすく、同じ室温でも寒く感じることがあります。加湿器や濡れタオルなどで適度に湿度を保つと、体感温度が上がりやすくなり、エアコンの設定温度を上げすぎずに済みます。特に暖房中は空気が乾燥しやすいため、湿度を意識することは快適性の面でも大切です。ただし、加湿しすぎると結露やカビの原因になるため、湿度は40〜60%程度を目安に調整するとよいでしょう。

電気ストーブのメリット&デメリット

電気ストーブは、足元や手元をすぐに暖めたいときに便利で、購入費用も比較的安く、コンセントがあればすぐに使える手軽さが魅力です。一方で、長時間使うと電気代が高くなりやすく、部屋全体を暖めるのには向いていません。また、肌の乾燥ややけど、カーテンや衣類への引火リスクにも注意が必要です。メリットだけでなく注意点も理解して、使う場所や時間を上手に選びましょう。こちらの章では、電気ストーブのメリットとデメリットを分かりやすく解説致しますので是非ともご参考にしてくださいね。

電気ストーブのメリット5選

【メリット1】すぐに暖まりやすい

(解説)電気ストーブの大きなメリットは、電源を入れてから比較的すぐに暖かさを感じやすいことです。エアコンのように部屋全体の空気が暖まるまで待つ必要が少なく、足元や手元など、体の近くをピンポイントで暖められます。朝の着替え前、帰宅直後、デスク作業中の足元、キッチンでの短時間作業など、「今すぐ少し暖まりたい」という場面に便利です。

【メリット2】本体価格が比較的安い

(解説)電気ストーブは、エアコンや床暖房、石油ファンヒーターなどと比べて、本体価格が比較的安い商品が多い点もメリットです。数千円台から購入できるタイプもあり、初期費用を抑えて暖房器具を用意したい方に向いています。特に、脱衣所・トイレ・キッチン・デスク下など、限られた場所で使う補助暖房として導入しやすいのが魅力です。

【メリット3】設置工事が不要

(解説)電気ストーブは、基本的にコンセントに差し込むだけで使えるため、設置工事が不要です。エアコンのように室外機の設置や配管工事が必要ないので、購入後すぐに使い始められます。賃貸住宅や一時的に暖房を追加したい部屋でも使いやすく、引っ越し時にも持ち運びしやすいのが特徴です。また、部屋のレイアウトを変えたいときも設置場所を移動しやすいため、脱衣所やキッチンなど必要な場所に合わせて柔軟に使えます。

【メリット4】短時間でのスポット利用に向いている

(解説)電気ストーブは、短時間だけ暖を取りたい場面に向いています。例えば、朝の着替え前、入浴前後の脱衣所、料理中の足元、在宅ワーク中のデスク下など、限られた時間と場所で使うと便利です。エアコンをつけて部屋全体を暖めるほどではない場面でも、必要な場所だけをすばやく暖められるため、使い方によっては無駄を抑えやすくなります。

【メリット5】音が静かなタイプが多い

(解説)電気ストーブは、運転音が静かなタイプが多いこともメリットです。ファンで温風を送る暖房器具と違い、ヒーター部分の熱で近くを暖めるタイプは、作動音がほとんど気になりにくい傾向があります。そのため、読書中、勉強中、在宅ワーク中、テレビを見ているときなど、静かな環境で使いたい場面にも向いています。寝室で就寝前に短時間使う場合にも便利ですが、就寝中のつけっぱなしは火災リスクがあるため避けましょう。静かに足元を暖めたい方にとって、電気ストーブは使いやすい暖房器具です。

電気ストーブのデメリット5選

【デメリット1】部屋全体を暖めにくい

(解説)電気ストーブは、足元や手元など体の近くをピンポイントで暖めるのは得意ですが、部屋全体を均一に暖めるのはあまり得意ではありません。エアコンのように空気を循環させながら室内全体を暖める仕組みではないため、ストーブの近くは暖かくても、少し離れると寒さを感じることがあります。電気ストーブは、脱衣所やデスク下など限られた場所の補助暖房として使うのがおすすめです。

【デメリット2】強運転で長時間使うと電気代が高くなる

(解説)電気ストーブは、消費電力が高めの商品も多く、強運転で長時間使うと電気代が高くなりやすい暖房器具です。例えば、1200Wの電気ストーブを使う場合、1時間あたりの電気代は約37円、1日8時間使うと約298円、30日では約8,928円が目安になります。短時間だけ使うなら便利ですが、毎日長時間つけっぱなしにすると、月々の電気代に大きく影響する可能性があります。電気代を抑えるには、必要な場所で必要な時間だけ使い、部屋全体を暖める場合はエアコンと使い分けることが大切です。

【デメリット3】乾燥を感じることがある

(解説)電気ストーブは、近距離で長時間使うと肌や目の乾燥を感じることがあります。特に、足元や体の一部に熱が集中しやすいため、同じ場所に長く当たり続けると、皮膚が乾いたり、のどや目に違和感を覚えたりする場合があります。エアコンほど部屋全体の空気を動かすわけではありませんが、体の近くを強く暖めることで乾燥感が出やすくなる点には注意が必要です。使うときは、体から適度に距離を取り、長時間当たり続けないようにしましょう。必要に応じて加湿器や濡れタオルを併用すると、快適に使いやすくなります。

【デメリット4】つけっぱなしは危険

(解説)電気ストーブは火を使わない暖房器具ですが、つけっぱなしにすると火災につながる危険があります。カーテン、布団、衣類、紙類などの燃えやすい物が近くにあると、熱で発火するおそれがあるため注意が必要です。特に、就寝中や外出中、別の部屋に移動するときに電源を入れたままにするのは避けましょう。また、洗濯物を電気ストーブの上や近くで乾かす使い方も危険です。電気ストーブを安全に使うには、周囲に物を置かない、使わないときは必ず電源を切る、就寝時は使用しないことが大切です。

【デメリット5】転倒・接触に注意が必要

(解説)電気ストーブは、本体が熱くなるタイプもあるため、転倒や接触に注意が必要です。子どもや高齢者、ペットがいる家庭では、ぶつかったり、コードに足を引っかけたりして倒してしまう可能性があります。本体が倒れた状態で運転が続くと、床材や近くの物が熱を持ち、火災ややけどの原因になることもあります。使用する際は、人の通り道やカーテンの近くを避け、安定した平らな場所に置くことが大切です。転倒時自動オフ機能がある製品を選ぶと安心ですが、機能に頼りすぎず、使用中は目の届く範囲で使いましょう。

電力会社の見直しで、冬の電気代をさらに節約しよう

冬の電気代を抑えるには、エアコンや電気ストーブの使い方を工夫するだけでなく、契約している電力会社や料金プランを見直すことも大切です。電力会社によって、基本料金・電力量料金・ポイント還元・時間帯別プランなどが異なるため、同じ使用量でも毎月の電気代に差が出ることがあります。

特に、冬は暖房の使用時間が長くなりやすく、電気使用量が増える季節です。現在の電気料金明細を確認し、家庭の使用量や生活スタイルに合ったプランへ切り替えることで、年間の電気代を節約できる可能性があります。

暖房器具の節電対策とあわせて電力会社を見直せば、無理に寒さを我慢せず、快適に過ごしながら電気代を抑えやすくなります。

電気ストーブとエアコンの電気代に関するよくある質問

電気ストーブとエアコンの電気代は、使用時間・部屋の広さ・暖めたい範囲によって変わります。ここでは、どちらが安いのか、1日8時間使った場合の目安、併用時の注意点、安全な使い方など、読者が迷いやすい疑問を分かりやすく解説します。

電気ストーブとエアコンは結局どっちが安いですか?

A.部屋全体を長時間暖めるなら、基本的にはエアコンの方が電気代を抑えやすいです。エアコンはヒートポンプで外気の熱を室内に移動させる仕組みのため、効率よく部屋全体を暖めやすいからです。一方、電気ストーブは足元や手元などを短時間だけ暖める使い方に向いています。電気代だけでなく、「部屋全体か、体の近くか」で電気ストーブ又はエアコンを選ぶことをおすすめします。

(参考)資源エネルギー庁:エアコンの省エネ・ヒートポンプの仕組み

電気ストーブを1日8時間使うと電気代はいくらですか?

A.電気料金単価を31円/kWhで計算すると、400Wの電気ストーブを1日8時間使った場合は約99円、800Wなら約198円、1200Wなら約298円です。30日使うと、400Wで約2,976円、800Wで約5,952円、1200Wで約8,928円が目安になります。強運転で長時間使うほど電気代は高くなりやすいため、短時間利用に抑えるのがポイントです。

エアコン暖房を1日8時間使うと電気代はいくらですか?

A.電気料金単価31円/kWhで単純計算すると、消費電力500Wなら1日8時間で約124円、800Wなら約198円、1000Wなら約248円です。ただし、エアコンは運転中の消費電力が一定ではなく、外気温・設定温度・部屋の広さ・断熱性によって変わります。立ち上がり時は高めでも、室温が安定すると消費電力が下がることがあります。

電気ストーブだけで6畳の部屋を暖めると高いですか?

A.6畳の部屋全体を電気ストーブだけで暖めようとすると、電気代は高くなりやすいです。電気ストーブは体の近くをすぐ暖めるのは得意ですが、部屋全体を暖めるには強運転や長時間使用になりがちです。例えば1200Wで1日8時間使うと約298円、30日で約8,928円が目安になります。6畳全体を暖めるなら、基本はエアコン、足元だけなら電気ストーブが向いています。

エアコンと電気ストーブの併用は節約になりますか?

A.使い方によっては節約になります。おすすめは、エアコンで部屋全体を暖めながら、足元が寒いときだけ電気ストーブを短時間使う方法です。エアコンの設定温度を上げすぎずに済むため、快適性と節電を両立しやすくなります。ただし、エアコンを高温設定にしたまま電気ストーブも強運転で長時間使うと、電気代はむしろ高くなりやすいので注意しましょう。

脱衣所ではエアコンと電気ストーブのどちらがよいですか?

A.脱衣所のように短時間だけ使う場所では、電気ストーブが向いている場合があります。入浴前後の10分程度など、必要な時間だけ素早く暖めやすいからです。ただし、タオルや衣類を近づけない、水がかかる場所で使わない、使い終わったら必ず電源を切るなど安全対策が欠かせません。長時間つけっぱなしにする場所ではなく、短時間の補助暖房として使うのが基本です。

電気ストーブはつけっぱなしにすると危険ですか?

A.電気ストーブのつけっぱなしは危険です。火を使わない暖房器具でも、カーテン・布団・衣類などの可燃物が近づくと火災につながるおそれがあります。NITEも、電気ストーブをつけたままその場を離れることは危険で、外出時や離れるときは必ず消すよう注意喚起しています。就寝中や外出中の使用は避け、使うときは周囲に燃えやすい物を置かないようにしましょう。

電気代を抑えるなら暖房の温度は何度がよいですか?

A.電気代を抑えたい場合は、暖房時の室温を20度前後に保つことを目安にしましょう。寒く感じるときは、設定温度をすぐ上げる前に、厚手のカーテンを閉める、靴下やひざ掛けを使う、サーキュレーターで暖かい空気を循環させるなどの工夫がおすすめです。電気ストーブを使う場合も、部屋全体を暖める目的ではなく、足元などを短時間だけ暖める使い方にすると電気代を抑えやすくなります。

(参考)経済産業省資源エネルギー庁:家庭の中でできる、効果的な省エネの方法

まとめ

部屋全体を長時間暖めるなら、暖房効率の高いエアコンの方が電気代を安く抑えやすいです。一方で、脱衣所・キッチン・デスク下などを短時間だけ暖めるなら、すぐに暖まる電気ストーブも便利です。冬の電気代を抑えるには、電気ストーブとエアコンを上手に使い分け、必要な場所を必要な時間だけ暖めることが大切です。