【この記事で分かること】
ナイログの正しい使い方・塗り方を知りたいとお悩みでしょうか?ナイログは配管と配管を接続する際に冷媒ガスの漏れを防ぐための商品で非常に便利です。
本記事ではナイログの正しい使い方・塗り方を解説するだけでなく、ナイログのメリット・デメリット、配管接続以外にも使える超おすすめのナイログの使い方もご紹介しておりますので是非ともご参考にしてください。
~目次~
ナイログとは?
ナイログとは冷凍用潤滑油から派生した粘弾性物質で基本的な用途としてはエアコンの配管と配管のフレア部分をしっかりと結合するためのものです。ナイログを使うことによりエアコンの配管に充填されたフロンガス(冷媒ガス)のガス漏れを防ぐことができます。
その他にもムシバルブ部やガスケット部の結合にも使われております。またナイログの特長は配管の接合部分に塗っても、時間の経過とともに硬化しないので粘着力を維持することができます。
ナイログの正しい使い方・塗り方
ナイログの正しい塗り方・使い方をご紹介致しますので是非ともご参考にしてください。
ナイログのキャップを開ける。
ナイログ液を1滴必要な箇所に塗る。
ナイログの液を1滴だけだして、配管の先端のフレア加工部やムシバルブ部やガスケット部に細く長く均一に塗る。注意点として必要以上にナイログの液を塗布しすぎないようにすることです。
ナイログの購入
アサダ製のナイログ 内容量1本 質量42g 使用可能温度:-37℃~210℃ 品番RT201B
ナイログのメリット
ナイログのメリットは大きく分けて2つありますのでご確認下さい。
エアコンの配管内の冷媒ガス漏れを防ぐ。
エアコンの配管内に充填された冷媒が最もガス漏れをしやすい箇所は配管と配管の接合部分です。
そのためナイログをフレア加工をした配管の接合部分に1滴ぐるっと一周つけてあげることによって、より配管同士が密着してガス漏れを防ぐことが可能になります。
配管のフレアに傷があってもナイログでカバー
配管のフレア加工は正直、エアコン設置業者の職人さんの技術の差によって仕上がりが全く違います。
そのため万が一フレア加工を施した配管に傷があった場合でも、ナイログをしっかりと塗布することにより、その傷口を穴埋めをしてくれてガス漏れを防ぐことができます。
ナイログのデメリット
実際にナイログを使用してみないと分からないナイログのデメリットを赤裸々にご紹介致します。
価格が高い
ナイログの購入には1500円(税込み)以上のお金がかかります。内容量は30mlしか入っていないので、エアコンの取り付け設置を数多くこなす業者には定期的に購入をしなければいけませんので、経済的に負担がかかる場合にはナイログなしで施工を検討するのもありかと思います。
ナットが必要以上に締まりフレア加工が台無しになる。
ナイログをフレア加工部分に塗布するとナットの締まりが強くなってしまいフレア加工でしっかりとラッパの形状に加工したものが崩れてしまい台無しになってしまうことがあります。
ナットが必要以上に締まりナットが割れる。
ナイログをフレア加工部分に塗布すると接合部分のナット側が必要以上に滑って締まりが強くなってしまいナットがパキッと割れてしまうことがあります。ナット割れが起きてしまうと配管内の冷媒が簡単に漏れてしまいます。
配管接続以外で使えるおすすめのナイログの使い方
基本的に多くのエアコンの取付設置業者はナイログを配管のフレア加工の後に配管同士をぴったりと圧着させるためにナイログを利用しているかと思いますが、実はナイログはもうひとつ便利な使い方があるのです!!本当にエアコンの取り付けを生業としている職人さん全員におすすめしたい方法です。
それはエアコンのドレンホースを室内機のドレンキャップにくっつけるときに、このナイログを1敵だけ塗ってあげると本当にびっくりするぐらいぴったりと固定して水漏れが発生しにくいのです。年間700台以上を施工しているエアコンの取り付け専門をしている職人さんにこれを紹介してから、エアコンのドレンホースからの水漏れのクレームが本当に0になったとのことです。これは本当に驚きです!
エアコンの修理業者泣かせではあるかもしれませんが、お客様にとっては水漏れがないのは非常にいいことですので是非ともエアコンの取付設置を生業をしている職人さんは実践して頂ければ幸いです。
ナイログを使用する際の注意事項
ナイログを使用する際の注意事項としては必ず配管のフレア部やガスケット、Oリングへ1滴分の適量を塗布してください。ナイログを塗布しすぎると配管の内部に余分なナイログが入り詰まりが発生する原因になります。
ナイログは使用禁止?ナイログの使用は賛否両論
プロのエアコン設置業者でナイログを使っている会社と使っていない会社は本当に五分五分と言ってもいいぐらいにきれいに分かれていると言っても過言ではありません。エアコンの製造メーカーによってもナイログを使って配管接続を推奨しているところもあれば、そうでない会社もあるのが事実です。
エアコンの取り付け設置を10年以上行っている私個人の見解では御座いますが、ナットを必要以上に締め付けだけ気をつければガス漏れのリスクを最小限に抑えることができるのでナイログの使用には賛成派です。
ナイログ赤と青の違いは何?
ナイログの赤と青の違いはCFC・HCFC用がナイログ赤、圧力の高い新冷媒のフレア部のシールに最適なHFC用がナイログ青です。しかし、Asadaから出されている最新のナイログは全フロン対応になっているので赤と青の区別がもうありませんのでご安心下さい。
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尚、エアピカ(運営:株式会社サンマイル)は日本エアコンクリーニング協会の会員資格保有。
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