【この記事で分かること】

エアコンの暖房と冷房のスイッチを入れても生ぬるい風しか出てこなくて困っている・・・エアコンのガスが漏れているとエアコンの効きが悪くなるのは知っているけど、どうやって自分でエアコンのガス補充をすればいいか分からないから誰か教えてほしい・・・とあなたはこんなお悩みを抱えておりませんでしょうか!?

本記事では自分でエアコンのガス補充をする方法を解説するだけでなく、エアコンのガス補充(チャージ)が必要なタイミングやエアコンの冷媒ガスが漏れる原因や自分でエアコンのガス漏れを確認する方法やエアコンのガス補充をしても冷えない場合の対処法などを詳しく紹介しておりますので是非ともご参考にしてください。

エアコンの冷媒ガスとは?

エアコンの冷媒ガスは、冷房や暖房使用時の熱の移動に不可欠なガスで、冷房時には室内の熱を屋外へ、暖房時には屋外の熱を室内へ移動させており、室内機と室外機の間を行き来しています。冷媒ガスは1930年代頃から使用されており、主にフロン類である炭素や水素、フッ素などの化合物が用いられています。しかし、フロンガスはオゾン層を破壊し環境悪化を進行させる要因になるため、20世紀後半頃からフロンガスの生産中止や環境を守るための規制が設けられています。

エアコンの冷媒ガスが漏れると人体に悪影響はある?

エアコンの冷媒ガスに毒性はなく、家庭用エアコンの場合ガスの量は最大1kgほどですので、漏れても人体にほとんど影響はありません。しかし、換気をしない室内で大量に吸い込んだり、ガスが皮膚に触れたりすると体調不良や凍傷を招いてしまう危険性がありますので扱い方には注意が必要です。

冷媒ガスの種類

冷媒ガスの種類は大きく分けてCFC(クロロフルオロカーボン)、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)、HFC(ハイドロフルオロカーボン)の3つがありますが、このうちCFC(クロロフルオロカーボン)は既に生産が中止されており、HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)は先進国では2020年に全廃されております。

CFC(クロロフルオロカーボン)

CFC(クロロフルオロカーボン)は、炭素、フッ素、塩素からなる化合物で、洗浄剤や冷媒、発泡剤や噴霧剤などとして昔から使用されてきました。しかし、大気中に放出されると対流圏から成層圏に達してオゾン層を破壊し、地球温暖化物質でもあるため、1996年までに15種類のCFCが全て生産中止になりました。

HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)

HCFC(ハイドロクロロフルオロカーボン)は、炭素、フッ素、塩素、水素からなる物質で、水素を含んでいるためフロン類に比べるとオゾン層破壊の影響が小さいことから、フロンの代替物質として用いられてきました。しかし、モントリオール議定書により世界的に規制が進んでおり、先進国では2020年に全廃され、開発途上国では2030年までに生産が中止される予定です。

HFC(ハイドロフルオロカーボン)

HFC(ハイドロフルオロカーボン)は、フッ素原子と水素原子を含む有機化合物で、冷媒や発泡剤、洗浄剤や噴射剤など広く使用されています。HFCは、CFCやHCFCとは異なり塩素を含んでいないため、オゾン層を破壊しません。また、人体への毒性が小さく扱いやすいため、エアコンの冷媒ガスとして用いられています。しかし、二酸化炭素の100~10,000倍以上の温室効果があるガスでもあるため、地球温暖化に影響を及ぼすことが懸念されています。

エアコンのガス補充(チャージ)が必要なタイミング

一般的にエアコンのガスが無くなることはなく、補充の必要はありません。しかし、稀にエアコンの取り付け時の不具合や配管の腐食や破損やエアコンの故障などにより、エアコンのガスが無くなることがありますので、そのような場合はエアコンのガスの補充が必要になります。

エアコンの冷媒ガスが漏れる原因

エアコンの冷媒ガス漏れは①配管の接続不良②配管の腐食や破損③室外機の移動の3つが原因であることが大半です。ガスの補充前になぜガス漏れが発生したかを把握しておくことは、ガス補充後のガス漏れの予防の観点で非常に重要ですので、事前にガス漏れの原因を特定させておきましょう。

エアコン設置時の配管の接続不良

エアコンの冷媒ガスが漏れる一番の理由はエアコンの取付設置業者が室内機と室外機の配管を接続す際に、接続する配管にズレが生じ、配管の接続部分の隙間から冷媒ガスが漏れるためです。エアコンのエアコンの配管を接続する際に、配管の先端にフレア加工を施してナイログを塗ってからナットで適切に締め付けるのですが、このフレア加工が斜めに歪んでしまったり、フレア加工が浅く加工されてしまったり、ナットの締め付けが強過ぎてナットが割れてしまったりすると、冷媒ガスが漏れてしまう原因になります。

配管の腐食や破損

エアコン本体と室外機をつないでいる配管の劣化による腐食や破損によって、配管に穴が開いてガス漏れが起きてしまうことがあります。排水用のドレンホースを直接下水道につないでいる場合は、下水道に含まれるアンモニアなどの成分により配管の腐食を早めてしまう可能性があります。

【市販のエアコン洗浄スプレーは絶対にNGな理由】

市販のエアコン洗浄スプレーに含まれる成分も配管の腐食を引き起こす危険性がありますので注意が必要です。また、室外機をご自身で移動させた場合も、配管が破損してガス漏れが起こる危険性があります。室外機は重量があり、無理に動かそうとすると気づかないうちに配管に穴が開いてしまってガス漏れの原因になります。

【より詳しく解説】【逆効果】エアコン洗浄スプレーは使ってはいけない!使ってしまった場合の対処法

室外機の移動

室外機を自分で洗浄する際に、室外機の裏側の熱交換器を綺麗に掃除したいからと室外機を移動させる方がいらっしゃいますが、絶対に室外機を移動させるのはやめましょう!室外機の側面には冷媒管が接続されておりますので、室外機を移動させるとエアコンのガスが漏れてしまう原因になります。室外機を自分で洗浄する際には、室外機を移動させないでそのままの状態で洗浄するようにしてください。

自分でエアコンのガス漏れを確認する方法

エアコンのガス漏れを確認するには、わざわざ修理業者に診断をして貰わなくても、誰でも簡単に自分で確認をすることができます。エアコンのガス漏れを確認する方法は大きく分けて4つありますので、ひとつずつ丁寧に解説をしていきますので是非ともご参考にしてくださいね。

室外機や熱交換器に霜がついている

室外機やドレンホース、室内機の熱交換器に霜がついている場合は、エアコンのガスが漏れている可能性がありますので、使用を中止して修理業者に依頼しましょう。

送風口から風は出るが、冷えない

エアコンのガスが漏れていると、冷房使用時に送風口から風は出るけど冷えない、または暖房使用時に冷たい風が出てくることがあります。しかし、ガス漏れではなくエアコンのフィルターにカビや埃などが溜まって冷えなかったり、冷たい風が出てくることもありますので、そういう場合はまずエアコンのフィルターを掃除しましょう。

ガス漏れ探知機で確認する

エアコンのガス漏れをガス漏れ探知機で確認することもできます。ガス漏れ探知機は別名「リークテスター」や「リークディテクター」と言われ、アラームとライトでガス漏れがあるかどうかがわかります。また、ガス漏れ検知スプレーでも確認することができます。ガス漏れ検知スプレーをガス漏れがありそうな場所に噴霧すると、ガス漏れしている場合その場所に泡が発生してきますのでガス漏れがすぐにわかります。

ガス漏れ検知液を吹きかける

ガス漏れ検知液は、冷媒ガスが漏れていそうな配管部分に吹きかけてガス漏れを確認することができます。検知液の成分は不燃性のため、万一冷媒ガスが漏れていたとしても燃えないため安心して使用することができます。冷媒ガスが漏れている場合は泡が発生しますので、その場合はエアコンの使用を中止して早急に業者に修理を依頼しましょう。

エアコンのガス漏れ後に発生する問題

エアコンのガス漏れが生じてしまうと下記の3つの問題が発生してしまいます。エアコンのガス漏れが分かった際には早急にエアコンのガス補充を行うようにしましょう。

エアコンの効きが悪くなる

エアコンのガス漏れが発生すると、エアコンの効きが悪くなります。冷媒ガスは空気を冷やしたり暖めたりするためには必要不可欠なものですので、冷媒ガスが漏れてしまうと冷房や暖房を運転しても冷風や温風が出て来なくなります。また、冷媒ガスが完全に漏れてしまった場合は、エアコンを運転させてもエアコンは一切効きませんのでガス補充をする必要があります。

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無駄な電気代がかかる

エアコンのガス漏れが起きると、無駄な電気代がかかる可能性があります。エアコン内部の冷媒ガスが少なくなると、リモコンで無理な温度設置をしてしまい、コンプレッサーに負荷がかかり、無駄な電力を消費してしまいます。エアコンのガス漏れは室内の温度を調整する能力が低下しますので、冷房や暖房や運転効率が下がり電気代が通常よりも高くなる可能性があります。

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熱中症などの健康被害がでる

エアコンのガス漏れが起きると、熱中症などの健康被害を招く危険性が高まります。冷媒ガスが漏れてしまうと冷房や暖房を運転しても冷風や温風が出て来なくなりますので、夏場の暑い時期は熱中症、冬場の寒い時期は風邪を引いてしまうなど、ご家族の健康を害してしまう可能性があります。特に夏場は、エアコンの冷房の効きが悪くなると集中力が低下して作業効率が下がってしまうことも考えられますので注意が必要です。

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エアコンのガス補充をするために必要な道具と予算

これから自分でエアコンのガス補充をする方は下記の道具を事前に準備しておきましょう。

【エアコンのガス補充に必要な道具と予算】

  • 電動真空ポンプ(予算55,000円)
  • チャージングホース(予算4,400円)
  • マニホールドゲージ(予算22,000円)
  • 冷媒ガス(予算18,000円)

合計予算 99,400円

冷媒ガスの停止圧の測定方法

エアコンのガス補充をする前に必ず、エアコンの配管に冷媒ガスがどの程度充填されているかを確認するために冷媒ガスの停止圧を測定しましょう。冷媒ガスの停止圧の測定方法は下記の通りになりますのでご確認お願いします。

STEP1 室外機の側面のカバーを取り外す

(解説)エアコンの室内機側から伸びる2本の配管が室外機側の側面に接続されておりますので、室外機側の側面のカバーを取り外してください。

STEP2 サービスポートを開ける

(解説)2方弁と3方弁の真下にサービスポートがありますので、レンチを使って開けましょう。

(注意事項)サービスポートの先端には小さなピンが設置されており、誤ってサービスポートのピンを手で押すと冷媒ガスが一気に抜けてしまいますのでご注意ください。また、サービスポートから出てくる冷媒ガスの温度は-50℃程度になっており、指で触れると凍傷などの怪我恐れがありますので非常に危険ですので、サービスポートの扱いにはご注意ください。

STEP3 チャージホースの先端にチャージバルブを接続する

STEP4 ゲージマニホールドとチャージホースを接続する。

(解説)ゲージマニホールドとチャージホースを接続する際にはゲージマニホールドの低圧である青色の接続部とチャージホースを接続してください。ゲージマニホールドとチャージホースを接続する際にはしっかりと最後まで硬くしめないとガス圧の測定が正確にできませんのでご注意ください。

(注意事項)ゲージマニホールドの青と赤の元栓は事前に止めた状態で接続をしてください。

STEP5 チャージバルブとサービスポートを接続する。

(解説)チャージバルブとサービスポートを接続する際には、チャージバルブのピンを下げた状態で接続してください。ピンが上がった状態でサービスポートに接続するとサービスポートから冷媒ガスが抜けてしまいます。

(注意事項)チャージバルブとサービスポートを接続する際には素手で作業を行うのではなく、手を保護するための専用の手袋を装着して作業を行いましょう。冷媒ガスの温度は-50℃程度で、非常に危険ですので安全を最優先にして作業を行ってくださいね。

STEP6 チャージホースとマニホールドゲージを接続する。

STEP7 チャージホースと真空ポンプを接続する。

STEP8 真空ポンプのスイッチを入れる

(解説)室外機からゲージマニホールドまでのチャージホース内部の空気とゲージマニホールドから真空ポンプまでのチャージホース内部の空気をしっかりと真空ポンプを使って抜く必要があります。

(注意事項)エアコンの冷媒管の中には基本的に冷媒ガス以外の空気は入っておらず、万が一配管の中に空気を入れてしまうと、コンプレッサーの故障の原因に繋がりますのでご注意下さい。

STEP9 ゲージマニホールドの青色の栓を開放する

(解説)ゲージマニホールドから室外機までのチャージホースの中の空気も真空ポンプで抜くためにゲージマニホールドの青色の栓を開放してください。

STEP10 真空計のメモリ数値が-0.1Mpaになっていることを確認する

(解説)真空計のメモリ数値が-0.1Mpaになっていることを確認出来たら、チャージホースの中が真空になっている証拠です。チャージホースの中が真空状態になると真空ポンプから「ボボボ」と音が出るようになります。(補足:真空計が発売されていない昔は、職人さんは音を頼りに真空状態を把握していたそうです。)

STEP11 ゲージマニホールドの青色の栓を閉める

STEP12 黄色のチャージホースのピンを押し込む

(解説)室外機のサービスポートに接続された黄色のチャージホースの先端をクルクルと回すことによって、ピンがサービスポートに押し込まれます。

STEP13 ゲージマニホールドで停止圧力を計測する

(解説)ゲージマニホールドの青色の計測器でどの程度冷媒ガスが入っているかを確認しましょう。基本的にはしっかりと、冷媒管に冷媒ガスが満タンで充填されている場合には1.5MPa程度ぐらい入っております。

強制冷房をつけて運転圧力を計測する方法

冷媒ガスの停止圧の測定をSTEP1~STEP13まで行った後は、次に強制冷房をつけてエアコンの運転圧力を計測しましょう。エアコンの運転圧力を計測する際は下記の手順と方法に従って行ってください。

STEP1 強制冷房のボタンを押す

(解説)エアコンの強制冷房を入れる際には、室内機側に強制冷房のボタンがありますので、ボタンを2~3秒長押しすると強制冷房がスタートします。

STEP2 ゲージマニホールドで運転圧力を確認する。

(解説)基本的に運転圧力を0.8~1.0MPa程度あれば十分です。運転圧力を計測して大幅に運転圧力が低い場合には、ガス漏れと判断することができます。

自分でエアコンのガス補充をする方法

修理業者に依頼をせずに自分で安全にエアコンのガス補充をする方法を詳しく解説致しますので、是非ともご確認お願いします。

STEP1 エアコンの電源プラグを抜く

(解説)エアコンのガス補充をする際は、作業に入る前に必ずエアコンの電源プラグを抜きましょう。電源を入れたままの状態で作業してしまうと、誤作動でエアコンの電源が入ったときに感電する危険性がありますので、必ず電源プラグを抜いてください。

STEP2 室外機の側面カバーを開く

STEP3 室外機のサービスポートと真空ポンプをチャージングホースを使って連結させる。

(解説)室外機のサービスポートとチャージングホースを結合する際には低圧側のバルブに結合させるようにご注意ください。

STEP4 真空ポンプのスイッチを入れる。

(解説)真空ポンプのスイッチを入れて約15~20分程度稼働させて、エアコンの室内機と室外機の配管に充填されている冷媒ガスを全て抜きます。(こちらの作業を専門用語で真空引きと言います。)ゲージマニホールドの圧力は-0.1MPaいかになっていれば、冷媒ガスを全て抜けている証拠ですので低圧側の栓を閉めてください。

STEP5 真空ポンプのスイッチを切って5分ほど待つ

(解説)真空引きが終わりましたら、すぐにガスの充填を行うのではなく必ず一度真空ポンプのスイッチを切ってから5分程待ちましょう。5分程度待ってゲージマニホールドの圧力は-0.1MPaから動かならければ、しっかりと真空状態を維持しておりますので、配管の接続部分が不良であったり、配管の傷が生じている心配はないので安心してエアコンのガスの充填作業をしても大丈夫です。

STEP6 冷媒ガスを充填する

(解説)エアコンの冷媒ガスを充填する際には強制冷房を入れて運転圧力を前項で計測をしているので、不足した冷媒ガスの量だけをしっかりと計算して、チャージングスケールを利用しながら既定の容量を充填してください。正確に充填する冷媒ガスの量を計測するためにも、チャージングスケールの上に冷媒ガスのボンベを置いて、ボンベ自体の重量をマイナスにしてメモリーが0に固定してから充填する量を少量ずつ入れるようにしてください。

STEP7 マニホールドゲージの栓とガスボンベの栓を閉める

(解説)冷媒ガスの充填が完了したら、マニホールドゲージの栓とガスボンベの栓を閉めましょう。

STEP8 サービスポートとチャージングホースを外す

(解説)サービスポートとチャージングホースを外したらしっかりと、室外機の側面カバーを取り付けて終了です。

STEP9 冷房運転を入れて、冷房の効きを確認する

(解説)全ての工程が終わったら、最後にエアコンのリモコンで冷房運転を入れて、エアコンからしっかりと冷たい風が出てくるかを確認してください。エアコンの冷媒ガスがしっかりと充填されていれば、エアコンの効きが大幅に改善しているはずです。

エアコンのガス補充をしても冷えない場合の対処法

自分でエアコンの冷媒ガスを補充しても、エアコンの効きが改善されない場合には①コンプレッサーの故障②室内機と室外機の熱交換器の汚れのいずれかが原因ですので、コンプレッサーの故障の場合には修理業者に修理依頼を、室内機と室外機の熱交換器の汚れが溜まっている場合にはエアコンクリーニング業者に洗浄依頼を行いましょう。

コンプレッサーの故障

エアコンのガス補充後に、エアコンの冷房運転を入れて冷えない場合には、室外機の中にあるコンプレッサーが故障している可能性があります。コンプレッサーは冷媒管に充填されているガスを圧縮することにより気体から液体に変化させ、室内機で冷風や温風の温度を調整することができ、最も重要な役割を果たしています。コンプレッサーが故障していると、温度調整が出来なくなってしまっているため修理業者へ修理を依頼する必要があります。

室内機と室外機の熱交換器の汚れ

エアコンの室内機と室外機の熱交換器が埃やカビやペットの毛などで汚れている場合には、いくらエアコンのガス補充を行っても、冷えない場合があります。エアコンの室内機から冷たい風が出る仕組みは、室内機の熱交換器の内部にある配管の中に冷媒ガスがコンプレッサーにより液化され、室内機の配管を通る際に気化することで、室内の熱エネルギーを冷媒ガスが吸収して、室外機の熱交換器からその熱エネルギーを排出することができるからです。

室内機と室外機の熱交換器が汚れているということは、室内機と室外機の熱交換の循環が出来なくなってしまいますので、エアコンの効きが悪くなってしまいます。室内機と室外機の熱交換が汚れている場合には、業者にエアコンクリーニングを依頼するようにしましょう。エアコン洗浄後は一気にエアコンの効きが改善しますので非常におすすめです。

【より詳しく解説】自分でエアコンを掃除する方法を徹底解説

自分でエアコンのガス補充する際の注意点

自分でエアコンのガス補充する際には①冷媒ガスの種類②ガス補充の手順③室外機周辺の事前掃除の3点を注意してから作業を行うようにしましょう。

エアコンの冷媒ガスの種類を必ずチェックする

自分でエアコンのガスを補充する際は、ご自宅にあるエアコンの冷媒ガスの種類を必ず確認しましょう。エアコンの室外機に冷媒ガスの種類が記載されているシールが貼られていますので、そちらを見て確認してください。冷媒ガスの種類には、R22・R32(単一冷媒)、R410A(二種混合冷媒) があり、R22・R32は「単一冷媒」というガスで継ぎ足すことが可能です。一方、R410Aは「二種混合冷媒」という2種類のガスを半分ずつ混合したガスで、継ぎ足すことはできません。既に製造が終了している冷媒ガスもありますので、その場合はエアコンを購入することをおすすめします。

エアコンのガス補充の手順を間違えると爆発や火事の危険性あり

自分でエアコンのガス補充をする際に誤ったガスの補充の方法や手順で行うと、冷媒ガスに引火して室外機が爆発したり、火事の原因にもなり非常に危険です。また、冷媒ガスに火がついて室外機の爆発がする際には室外機の本体カバーの破片が周囲に飛び散って、怪我の恐れもあります。自分で冷媒ガスを補充する際には、熟練の職人に指導を受けながら作業をするようにすることをおすすめします。

室外機周辺を事前に掃除する

エアコンのガス補充をする前に必ず室外機周辺を掃除するようにしましょう。ガスの補充をする時に冷媒ガスのタンクやガスの充填時や真空引きで必要なゲージマニホールドゲージや真空ポンプなどの多くの道具を室外機の周辺に置いて作業をするため、エアコンのガス補充がしやすいように室外機周辺をほうきでしっかりと綺麗にしておいてください。

エアコンのガス補充はどこに依頼すればいいか?

エアコンのガス補充をする際は、下記の3つを依頼先として検討しましょう。

・メーカー
・家電量販店
・電気工事店

まず、ご自宅のエアコンのメーカー保証が使用できるかどうかを確認しましょう。冷媒ガスを含む圧縮機、冷却器、凝縮器、本体付属配管などの冷媒回路のメーカーの保証期間は一般的に5年ですので、保証期間内にガス漏れが起きたときは、メーカーに相談することをおすすめします。しかし、メーカーごとに修理規定は異なりますので、修理を無料で依頼したい場合は規定に該当しているか確認することが必要です。

万一、メーカーの保証期間が過ぎている場合は、エアコンを購入した家電量販店の保証を使用すると、お安く修理できる場合もありますのでおすすめです。家電量販店の保証期間は店舗ごとに異なりますので、保証書を確認してから依頼しましょう。

メーカーと家電量販店の両方の保証期間が過ぎているときは、ご自宅の近くの電気工事店に依頼してくださいね。

自分でエアコンのガス補充が難しい場合には業者に依頼をしよう!

エアコンのガス補充は正しい知識を持って行えば安全に行うことができますが、誤った知識や間違った順序でガス補充を行うと室外機の爆発に繋がり非常に危険です。自分でエアコンのガス補充が難しいと判断した場合には無理をせずに、プロの修理業者にエアコンのガス補充(チャージ)を依頼しましょう。

業者に依頼した場合のエアコンのガス補充(チャージ)の料金相場

エアコンのガス補充(チャージ)の料金相場は、お住いの地域や利用する業者、エアコンの種類やガスの補充量などによって異なりますが、約12,000~25,000円です。

また、ガスの補充料金には、ガス代の他に、配管内の空気や水分を取り除く作業代、ガス回収代などが含まれていることがほとんどです。ガスの補充を業者に依頼する際は、お住いに近い業者に依頼したり、複数台まとめて依頼すると料金が安くなりますのでおすすめです。

(エアピカからのご提案)実は自分でエアコンの冷媒ガスを補充するためには初期費用で約10万円近くお金がかかってしまいますので、1台のエアコンをガス補充する程度でしたら、絶対にプロの業者に冷媒ガスを充填して貰った方が安くなります。エアコンの冷媒ガスの補充には専門的な知識と正しい手順と方法で行わないと危険ですので、エアピカでは経験豊富なプロに依頼することを推奨しております。

標準使用期間10年を超えのエアコンはガス補充より買い替えがおすすめ!

エアコンの標準使用期間は、運転時間や温度・湿度などの使用条件によって異なりますが、安全上支障なく使用できる標準的な期間として10年程度となっております。標準使用期間10年を超えたエアコンで冷媒ガスが漏れている場合、配管が劣化している可能性があるため配管を修理してガスを補充するという方法があります。

しかし、エアコン本体が故障する可能性もあるため、エアコンを修理するよりも新しく購入した方が安くなる場合もあります。標準使用期間10年を超えたエアコンの冷媒ガスの補充を業者に依頼する際は、料金をしっかり確認するのはもちろん、エアコンの買い替えをご検討することをおすすめします。

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