【この記事で分かること】

エアコンをずっと1カ月つけっぱなしで運転していると壊れるのかなぁ。。。そんなお悩みをお持ちの方は是非とも、こちらの記事をご参考にしてお悩みを解決してください。

こちらの記事ではエアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防する方法をメンテナンス編、利用方法編、設置編に分けて解説するだけでなくエアコンのつけっぱなし運転のデメリットなどを詳しく解説しております。

エアコンをつけっぱなしで壊れる?

「暑いからエアコンをつけっぱなしにしたいけど、長時間使うと故障してしまうかも。。」と、エアコンの長時間の使用を控える方も多いかもしれません。しかし、近年発売されているエアコンの多くは、長時間運転することを前提に作られておりますので、正しく使用して適切なメンテナンスをしっかり行えば、エアコンを長時間つけっぱなしにしても故障のリスクはほとんどありません。下記では、エアコンのつけっぱなし運転による故障を予防する方法だけでなく、エアコンの効きを改善する方法や水漏れを予防する方法、故障以外のデメリットなどを詳しく解説しておりますので、ぜひ一読してご参考にしてください。

エアコンは長期使用製品安全表示制度の対象製品なので安心!

経済産業省が設けている制度のひとつに、「長期使用製品安全表示制度」があります。「長期使用製品安全表示制度」とは、経年劣化による事故の発生率が高くなくても、事故件数が多い製品に対して「設計上の標準使用期間」と「経年劣化に関する注意喚起の表示」を義務付ける制度です。日常的な手入れと観察により、消費者が事故の兆候を見つけることができる製品が対象で、長期使用による火災などの重大事故を防ぐことを目的としています。エアコンは「長期使用製品安全表示制度」の対象製品のため、日頃からエアコンのメンテナンスをすることで、事故に繋がる不具合を事前に見つけることができますので安心です。

【参考】経済産業省:長期使用製品安全表示制度

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防する方法

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防する方法が御座いますので、是非ともこちらをご参考にしてください。ご自宅のエアコンのメンテナンス等にお役立ち頂ければれば幸いです。

【メンテナンス編】

(エアコンの効き改善)2週間に1回を目安にフィルター掃除をする

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためには、2週間に1回を目安にフィルター掃除をしましょう。フィルターの掃除をする際は、まず掃除機で表面の埃を吸い取ってから、ブラシと中性洗剤を使用して水で洗い流すと汚れがキレイに落ちます。定期的にフィルターを掃除することでエアコンの効きが改善し節電もできますので、エアコンのカビや埃で体調を崩さないためにも掃除をしてくださいね。

【詳しく解説】エアコンのフィルター掃除法と手順|フィルターが汚れにくくなる裏技アイテム紹介

(エアコンの効き改善)室外機を掃除する

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためには、定期的に室外機を掃除しましょう。室外機周辺に落ち葉やごみなどが溜まっていたり、室外機背面にあるアルミフィンに砂埃や枯れ葉、虫やごみが付着していると、熱がうまく排出されずにエアコンの効きが悪くなってしまいます。定期的に室外機と室外機周辺を掃除することで、放熱効果が高まりエアコンの効きが改善しますので掃除をしてくださいね。

【詳しく解説】【簡単10分】自分でできるエアコンの室外機掃除の方法と手順

(水漏れ予防)ドレンホース内部の埃やカビの詰まりを取り除く

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためには、ドレンホース内部の埃やカビの詰まりを取り除きましょう。エアコンのドレンホースの内側は蛇腹状になっておりますので、蛇腹状の隙間にたくさんのカビが固着していることが多いです。エアコンのドレンホースの詰まりは、エアコンから水漏れが発生する原因にもなりますので、水漏れを予防するためにも定期的にドレンホースクリーナーや高圧洗浄を利用してドレンホースの内部を綺麗に掃除してくださいね。

(エアコンの効き改善&水漏れ予防)年に1回エアコンクリーニング業者に洗浄を依頼をする

「エアコンの効きを改善したい!」「水漏れを予防したい!」そんなときは、プロの業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。エアコン内部に溜まったカビや汚れをプロ仕様の道具や洗剤で徹底的に除去することでカビの発生を防ぎ、カビの繁殖によるエアコン効率の低下や様々な病気や体調不良を防ぐことが可能です。カビや汚れが溜まった状態でエアコンをつけると、多くの電力を消費して電気代が高くなったり、カビが室内に舞って病気や体調不良を引き起こす原因になりますので、年に1回の頻度で業者にエアコンクリーニングを依頼して清潔なエアコンを保ちましょう。

【利用方法編】

(コンプレッサーの負荷軽減)エアコンの設定温度

エアコンをつけっぱなし運転をする際には、室外機のコンプレッサーの負荷を軽減させるためにも、冷房運転であれば27~28℃、暖房運転であれば20~22℃に設定することを推奨します。エアコンのコンプレッサーの負荷を決める最も大きな要素はエアコンの設定温度と室外の気温の差です。この気温差が大きくなればなるほど、コンプレッサーは大きなパワーを使って稼働をしなければいけなくなりますので、コンプレッサー内部の部品が摩耗や損傷を行いやすくなります。

エアコンの室外機に搭載されているコンプレッサーは「回転式」「ピストン式」「スクロール式」のうち、「回転式」を採用しているメーカーがほとんどですので、高速回転でモーターが動くことで、ベルトとの間に摩擦が生まれて「キーン」といった高音が発生する場合があります。コンプレッサーの負荷を最小限に抑えて、長くエアコンをご利用頂くためにも、つけっぱなし運転時でもエアコンの設定温度を適切に行ってご利用することをおすすめします。

【詳しく解説】冷房の設定温度は何度がベスト?|エアコンの冷房効率をUPさせるコツ8選

(カビの繁殖抑制)冷房運転終了後は必ず内部クリーンをONにする

エアコンをつけっぱなし運転をする際には、冷房運転終了後は必ず内部クリーンをONにしましょう。エアコンの冷房運転や除湿運転をすると、エアコン内部に結露が発生するため、カビが発生・繁殖しやすくなります。エアコンの内部クリーン機能を使用してエアコン内部を乾燥させることで、カビの発生・繁殖を抑制することができますので非常におすすめです。ちなみに内部クリーン機能を1回使用したときの電気代は3円ほどですので、エアコンの冷房運転や除湿運転をしたあとに内部クリーン運転を習慣にすると、室内の空気を清潔に保てますので健康的にも安心ですね。

【関連記事】エアコンの内部クリーンは意味ない?内部クリーンはデメリットよりメリットの方が圧倒的に大きい!

【エアコンの設置編】

(ショートサーキット現象予防)室外機正面に十分なスペースを空ける

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためにも、室外機の正面に十分なスペースを確保するようにしましょう。エアコンの室外機の正面に近い距離で壁があったり、障害物が多くある場合には室外機の吹き出し口から正しく排熱処理を行うことができずに、排熱が室外機に戻ってっ来てしまう現象が発生してしまいます。(この現象をショートサーキット現象と言います。)

ショートサーキット現象が発生してしまうと、エアコンの配管内部に充填された冷媒が効率よく熱交換を行うことが出来ずに、エアコンの効きが悪くなってしまいます。エアコンの効きが悪くなってしまいますと、エアコンのリモコンで設定した設定温度まで気温が到達するように、コンプレッサーに大きな負荷が掛かり、コンプレッサーの寿命を縮めてしまう可能性があります。是非とも、エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためにも、室外機の正面は十分なスペースを空けてご利用してくださいね。

【詳しく解説】エアコン ぬるい風しか出ない?リセット方法【メーカー別】と11の原因・対処方法解説

(水漏れ予防)ドレンホースの先端は床から7cm離してカットする

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防するためにも、ドレンホースの先端は床から7cm離して宙ぶらりんにした状態で地面につけないようにしましょう。エアコンの取付設置業者の中には親切心でドレンホースの先端を排水口まで伸ばしてくれますが、このドレンホースの設置方法ですとドレンホースが詰まり、室内機に溜まった結露がうまく排出されずに水漏れが発生してしまいます。エアコンのドレン水は自然勾配で流れますので、勾配の無いベランダに横置きすることはドレンホースの詰まりを誘発し、ひどい場合は水漏れで漏電火災が起こる危険性もあります。

また、害虫の侵入を防ぐためにドレンホースの先端に防虫キャップを取り付けることも、ドレンホースを詰まらせて水漏れを発生させてしまう原因になりますのでおすすめできません。どうしても防虫キャップを取り付けたい場合は、目の粗い防虫キャップを取り付けて、定期的に防虫キャップの掃除をして必ず埃などのごみを取り除くようにしてください。

【詳しく解説】エアコンのドレンホースを地面につけない方が良い理由4選|害虫は絶対侵入させない!

【その他】

(水漏れ予防)キッチンで料理をする際は換気扇の風量を「強」にする

安全にエアコンのつけっぱなし運転をするためにも、キッチンで料理をする際には必ず換気扇の風量を「強」にしましょう。料理をする際に利用するサラダ油は、気化するとエアコンが吸ってしまい水漏れの原因になってしまいます。

エアコン内部の埃やカビが油汚れと混じりあうことで、非常に粘性の高い汚れになり、この粘性の高い汚れがドレンパンやドレンホースの穴を塞いでしまうことによって、熱交換器で発生した結露が正しく室外に排出することができず、ドレンパンから結露がオーバーフローしてしまう危険性があります。そのためキッチンで料理をする際にはエアコンの水漏れを予防するためにも、換気扇の風量を「強」にしてご利用ください。

エアコンの水漏れ予防は電子基板とモーターを守り寿命UP

皆さんは、エアコンの水漏れが発生するとエアコンの寿命に大きく影響を与える事実をご存じでしょうか?実はエアコンの水漏れが発生するとエアコンの電子基板やモーターが絶縁劣化(不良)が進むことで漏電に伴う故障の危険性が高くなります。モーターが故障するとファン自体が適切なスピードで回転することができず、風量を安定的に部屋に届けることが難しくなったりします。

また、電子基板に不具合を起こすと冷房運転や暖房運転の切り替えができなくなったり、設定温度や風量をコントロールすることができなくなったりする可能性があります。是非とも、エアコンのつけっぱなし運転をする際には、水漏れが発生しないようにメンテンスを行う必要があります。

【より詳しく解説】エアコンの水漏れ解消!自分でドレンパン掃除をする方法!

エアコンのつけっぱなしは壊れないがデメリットも多い!?

エアコンをつけっぱなし運転でも故障を予防する方法をしっかりと実践すれば、長期間エアコンを利用することはできますが、つけっぱなし運転を行うことによるデメリットもありますので是非ともご参考にして頂ければ幸いです。

内部クリーニング機能が使えない

エアコンのつけっぱなし運転を行うことで、エアコンの内部クリーニング機能が使えないのは大きなデメリットです。内部クリーニング運転はエアコンの冷房運転が終了後にエアコン内部の結露を弱暖房や送風運転を行うことで結露を乾燥させる効果があります。エアコン内部をしっかりと乾燥させることでカビの繁殖を防ぐことができますので、つけっぱなし運転を行うよりも1日数時間程度の運転がOFFの時間を設けることをおすすめします。

【関連記事】エアコンの内部クリーンとは?【家族の状況別】最適な頻度と時間

電気代が高くなる

エアコンのつけっぱなし運転は電気代が高くなる原因に繋がります。エアコンの電気料金の計算式は下記の通りとなっておりますので、利用時間が長ければ長い分だけ電気料金は高くなります。

エアコンの電気料金= 消費電力(kW) × 利用時間 (h) × 電気料金単価(円)

近年は天然ガス・石炭などの燃料価格の高騰や円安の影響を受けて電気代も高騰しておりますので、できるだけ電気代の節約を行うためにもエアコンの利用時間は各家庭内で制限をしてご利用することをおすすめします。

【より詳しく解説】エアコンの節電方法|賢く電気代を節約するコツを徹底解説

冷房運転のつけっぱなしはカビが繁殖しやすい

エアコンのつけっぱなし運転を行うことで、カビが繁殖しやすくなります。エアコンの冷房運転や除湿運転では、エアコン内部に結露が発生し結露水が溜まり、その結露水を乾燥させないでそのままの状態で放置しておくと、エアコン内部は湿気が多い状態になりますのでカビが発生・繁殖しやすくなります。

エアコンの冷房や除湿のつけっぱなし運転では、エアコン内部が湿った状態が続きますので、さらにカビが繁殖しやすくなり、ひどい場合は室内に不快な臭いが漂ったり、呼吸器系の疾患や体調不良を招いてしまう危険性があります。エアコン内部を乾燥させることでカビの繁殖を防ぐことができますので、冷房運転や除湿運転をする際はつけっぱなし運転ではなく、1日1回90分程度、エアコン内部をしっかり乾燥させることをおすすめします。

【より詳しく解説】エアコンの暖房時に臭い!酸っぱい臭いと生乾き臭の原因と解決法

火災リスクが高くなる

エアコンのつけっぱなし運転は、水漏れによる漏電火災のリスクが高くなります。エアコン内部に搭載されている電子基板には電気が流れておりますので、水漏れにより電気が流れている部分に水が触れることでショートを引き起こし、火花が飛び散る危険性があります。また、エアコンのコンセントに埃が溜まっている場合には、エアコンの水漏れが起こることでトラッキング現象による火災の危険性もあります。製品評価技術基盤機構(NITE)の発表によりますと、エアコンの漏電火災が2015年~2020年の5年間で263件発生しており、つまり年間平均で50件以上もの漏電火災が発生していることになります。エアコンの漏電火災は、エアコンの水漏れやトラッキング現象によるものが多いため、エアコンはつけっぱなしよりも時間を決めて使用する方が、漏電火災のリスクを低減できますのでおすすめです。

【結論】エアコンのつけっぱなしは問題はないが定期的なメンテナンスが必要不可欠

エアコンをつけっぱなしで運転しても、故障を予防する方法をしっかりと実践することで長時間エアコンを利用することはできますが、定期的なエアコンのメンテナンスは必要不可欠です。メンテナンスを怠ると、エアコンの効きが悪くなって電気代が高くなってしまったり、エアコン内部に溜まったカビを吸って体調不良を起こしてしまったり、エアコンから水漏れが発生して火災になってしまう危険性もありますので、エアコンをつけっぱなしにしていても定期的なメンテナンスは怠らないようにしましょう。

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