【この記事で分かること】

本記事ではエアコンの不快指数について解説するだけでなく、不快指数の公式・早見表人間が快適と感じする不快指数の目安日本人とアメリカ人では「不快指数」の感じ方には差があるなどを詳しく紹介しておりますので是非ともご参考にしてください。

エアコンの不快指数とは?

エアコンの不快指数とは人間が不快と感じる「蒸し暑さ」を示す指数です。エアコンの不快指数は気温と湿度によって計算することができ、人間の体感温度を数値化した目安として利用されております。

不快指数の提唱者

エアコンの不快指数の起源は1957年にアメリカの気象学者Earl Crabill Thomによって提唱されました。

不快指数が天気予報で導入

1959年に米国の天気予報で導入されるようになりました。そこから6年後の1961年から日本でも用いられるようになり現在では日本気象協会で「蒸し暑さ」を表す指数として不快指数が使われております

【参考】日本気象協会「不快指数」

不快指数の公式

不快指数=0.81x温度(℃)+0.01x湿度(%)(0.99x温度(℃)-14.3)+46.3

不快指数は気温と湿度によって計算することが可能で、人間が不快と感じる空気の状態を表すことができます。

ご自宅の気温と湿度のデーターをもとに不快指数を是非とも計算して、不快指数の値を求めて下記の体感の目安を確認してみましょう。不快指数の値は空気の状態の体感を表す目安となります。

~不快指数の値と体感~

  • 不快指数~55:(体感)寒い
  • 不快指数55~60:(体感)肌寒い
  • 不快指数60~65:(体感)何も感じない
  • 不快指数65~70:(体感)快い
  • 不快指数70~75:(体感)暑くない
  • 不快指数75~80:(体感)不快と感じる。
  • 不快指数80~85:(体感)暑くて汗が出る
  • 不快指数85~:(体感)暑くてたまらない

不快日数とは?

不快日数とは1か月間で不快指数が75以上が合計で何日あるかを表す日です。

【参考】九州住環境研究会「室内の快適性の目安と不快指数」

不快指数の早見表

不快指数の早見表をご確認頂くと分かりますように気温が高く湿度も高くなると「不快指数」が高くなり人間は蒸し暑く不快と感じやすくなります。日本のみならず世界中で地球温暖化の影響で、気温は年々上昇が続いており「不快指数」の観点からも蒸し暑いと感じていることが多くなっているのが分かります。

人間が快適と感じする不快指数の目安

【結論】人間が快適と感じる不快指数の目安は65~70です。

九州住環境研究会の報告によりますと、「不快指数」が75で日本人の1割の人が蒸し暑く不快であると答え、80を超えると65%程度が大変不快と答えるとのことです。

尚、体感の蒸し暑さは気温と湿度以外にも「太陽からの日射状況」や「風」の影響にも左右されますので、必ずしも「不快指数」が蒸し暑さの体感と合致するものではありませんのでご注意ください。

湿度が高くて蒸し暑い日本は不快指数が世界トップクラス

不快指数の早見表をご確認頂くと日本の夏場がいかに不快指数が高いかが分かります。高温多湿で有名な日本では夏場では気温が38℃を超えて湿度も70%を超えていきますので、不快指数は93を超える日が続きます。不快指数は90を超える国は世界でトップクラスだとも言われております。モロッコ、エチオピア、インド、中国などの砂漠地帯では気温が高くても湿度が低いので不快指数が90を超えることはありません。高温多湿なマレーシアやフィリピンやマレーシアなどの東南アジア地域では不快指数が高めに出ること分かります。

日本の梅雨時期はエアコンのドライ設定にして湿度を下げて不快指数を下げよう!

日本の梅雨時期は雨が平均で1か月~1か月半ほど続きますので、エアコンのドライに設定をして室内の湿度を下げるようにしましょう。室内の湿度を50%程度まで下げることによってジメジメとした不快感をなくすことができ、不快指数を下げることが可能です。エアコンがご自宅にない場合には除湿器を活用して室内の湿気を取り除くだけでも体感温度は変わり、快適に梅雨の時期を過ごすことが可能です。

日本人とアメリカ人では「不快指数」の感じ方には差がある

アメリカでは不快指数75で50%以上、80では100%の人が「蒸し暑さ」により不快と感じる一方、日本では不快指数が75でたったの9%、80で65%の人しか不快と感じないというデーターがあります。

【考察】日本人は地域性で高温多湿の環境で暮らしているので、気温の暑さのみならず高い湿度への耐性があることがデーターから読み取れます。

【参考】ミツカン水の文化センター「不快指数は湿気指数」

不快指数の感じ方は汗腺の発達が影響あり!体温調節の役割を果たす汗腺の発達は3才までに決まる

体温調節の役割を果たす汗腺の発達は、3才まで生活していた地域の気候で決まることが研究で明らかになっています。例えば、3才まで熱帯地域で生活していた人は能動汗腺(活動している汗腺)が発達しますが、寒帯地域で生活していた人は能動汗腺があまり多くはありません。熱帯と寒帯の間の温帯で生活する日本人の汗腺の数は、通常は250万〜350万程度ですが、近年では乳幼児がエアコンが効いた快適な室内で生活するため、夏でも汗をかく機会が減少し汗腺が発達せず、汗腺の数も少なくなっているのが現状です。

【参考】実践女子大学生活環境講座「汗と熱中症」

環境省推奨のエアコンの冷房の設定温度28℃は人間にとって非常に不快であることが不快指数で明らか!

環境省が推奨する「クールビズ」ではエアコンの冷房の設定温度28℃なのを皆さんはご存じでしょうか?こちらの冷房の設定温度は「不快指数」で日本の平均的な夏場の湿度70%で計算をした場合に「不快指数」が79となり、多くの人が「蒸し暑さ」により不快と感じることが分かります。また、大阪府関係職員労働組合の独自アンケートによると府庁舎で42.5%の人が設定温度28℃では熱中症の症状が出ると不満の声が東京新聞で取り上げられております。その他にも日本救急医学会 日本医科大学大学院医学研究科教授横堀 將司先生もエアコンの冷房の設定温度を28℃にすることは熱中症患者が増えるので危険と警鐘を鳴らしております。

【より詳しく解説】環境省が推奨する「クールビズ・ウォームビズ」の夏季28℃、冬季20℃設定に異論を唱える人続出!

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