【この記事で分かること】
エアコン配管テープをご購入をご希望ですか?エアコン配管テープには非粘着性配管テープや粘着性配管テープや耐紫外線仕様の配管テープなど様々なタイプのものが販売されておりますが、今回はエアコンの取付設置で利用するおすすめの配管テープを7点ご紹介したいと思います。

またその他にもエアコン配管テープの選び方巻き方や劣化した配管テープの巻き直し方法も解説しておりますので是非ともご参考にしてください。

エアコン配管テープの選び方

エアコン配管テープの選び方を解説していきます。適切な配管テープを選ぶことで、効果的な配管の保護と断熱を実現できます。

下記の「色」「粘着性or非粘着性」「高耐候性」「耐紫外線仕様」の4点を意識して配管テープを選びましょう。

エアコン配管テープはホワイト一色しかないと思っている方が多いですが、実はエアコンの配管テープには様々なカラーバリエーションがあります。具体的には現在販売されているエアコンの配管テープにはホワイト以外に、アイボリー、グレー、ブラウン、ブラックの色からも選ぶことが可能です。お部屋の色や外壁の色に合わせて、配管テープの色を同系色にするとマッチしますので是非ともご参考にしてください。

粘着性or非粘着性

エアコン配管テープには粘着性のあるものと、粘着性がないものの2種類あります。粘着性のある配管テープと非粘着性の配管テープの使い分けは9割以上の配管の巻き付けは非粘着性の配管テープを推奨しますが、最後の巻き終わりは配管テープをしっかりと固定するために粘着性の配管テープを使って配管を巻き上げましょう。

高耐候性

エアコン配管テープは常に屋外の雨風や直射日光などの過酷な環境に晒されております。そのため高耐候性のエアコン配管テープを利用すると配管テープ自体の持ちがよく交換の時期が長くなる特徴があります。配管テープを少しでも長持ちさせたい方は高耐候性がある配管テープを推奨します。

耐紫外線仕様

一般的なエアコン配管テープは直射日光に長時間晒されているとパリパリに割れてきます。耐紫外線仕様の配管テープであれば、一般的な配管テープより紫外線への耐久性がありますので、紫外線の強いエリアでエアコンを設置する際には非常にオススメです。

エアコン配管テープおすすめ7選

これからエアコン配管テープのご購入を希望の方は是非とも、エアピカが推奨するおすすめのエアコン配管テープ7選をご確認下さい。

因幡電工 非粘着テープ

因幡電工製の非粘着テープ・配管テープの特長は最もスタンダードなアイボリー色で幅が50mmと使い勝手が職人さんにとっていい点です。非粘着の配管テープですので、巻いている最中の巻き直しがスムーズにできる点は非常に便利です。

ニトムズ 配管保護テープ No.303

ニトムズ製の配管保護テープ No.303の特長は曲折部分も簡単施工できる点と防水加工がされている点です。またこちらの配管テープは巻きやすい非粘着タイプとなっております。適度に伸びがありますので、きつめに巻くことも可能です。

因幡電工 高耐候性粘着テープ

因幡電工製の配管テープの特長は耐紫外線仕様で耐候性がある点です。材質はPE(ポリエチレン)、厚さ0.11mm、色はアイボリーとなっております。実際に購入してみて使用した感想としましては適度な伸びがあるだけでなく、剥がれにくいので現場での仕事に非常に役立ちました。

キラックス 空調配管用ビニールテープ

キラックス製の空調配管用ビニールテープの特長はエアコン配管結束や非粘着テープ巻き付け時のスタートとエンド処理に最適な点です。また1セット(4巻)で販売されているのは非常に嬉しいポイントです。色はクリーム色で引張強度は23.54以上あります。

メック 非粘着テープ

メック製の非粘着テープはエアコンの配管テープ用として愛用されている方が多いので有名で厚さ0.1mmと薄型タイプであるにも関わらず耐候性がある点が最大の特長です。こちらは非粘着性タイプですので、同じメックから販売されている粘着性タイプと一緒に活用するとエアコンの取付設置現場利用することが可能になります。実際に購入して使ってみた感想としましては、少しハサミで切りにくい印象を受けましたが、配管に巻き上げのしやすさは非常に優れていると思います。

エスコ 50mm 非粘着コーテープ

エスコ製の50mm 非粘着コーテープ・配管テープの特長は配管テープのカラーバリエーションが豊富である点です。具体的には、白、アイボリー、グレーの3色から選ぶことができます。1パック(6巻)で販売されており、個人的にはもう少し小ロットで販売してくれるとありがたいと思いました。

Denka(デンカ) ライトタック

Denka(デンカ)製のライトタック・配管テープの特長はテープ自体の表面が艶消しされている点です。艶消し加工されている配管テープは非常に珍しく、様々なクロスの色や室外の外壁の色とも調和が取れます。また、こちらのDenka(デンカ)製のライトタック・配管テープは微粘着タイプですので操作性が非常に高く使い勝手がいいです。さらに、伸縮性もありますので巻き締まりも強めにできるのは非常に優れております。

エアコン配管テープの正しい巻き方

エアコン取り付けのエアコン配管テープの正しい巻き方についてエアコン取り付けのプロが解説していきます。エアコン配管テープを巻く際の小さなコツも紹介していきますのでご参考にしてください。

配管とVA線とドレンホースを80cmピッチで留める。

エアコン配管テープで配管をぐるぐる巻きにする前の下準備として、配管とVA線とドレンホースを80cmピッチで粘着性の配管テープで固定していきましょう。配管とVA線とドレンホースをひとつにまとめることで後でエアコン配管テープで配管をぐるぐる巻きにしやすくなります。

配管テープを下から上の方向に巻く。

配管とVA線とドレンホースをひとつにまとめたら、配管テープを使って下から上に向かってぐるぐる巻きにしていきましょう。巻き付ける際のポイントとしては配管テープの上部3分の1が常に重なり合うようにぐるぐる巻いてください。配管テープに隙間が無いように注意をしながら巻くようにしてください。またもう一点配管テープを巻く際には伸縮性の高い配管テープを使い、少しきつく締め付けながら巻くのがコツです。緩く配管テープを巻くと剥がれやすくなりますので、必ずきつめに巻くようにしましょう。

配管テープを折り返して上から下の方向に巻く。

配管テープを下から上の方向だけだと配管テープの強度が弱いので、下から上まで配管テープが巻けたら、そのまま配管テープを切らずに下方向に巻き上げてください。下方向に巻き上げる長さは80cmが目安です。

粘着性の配管テープで配管テープの終わりを3周巻く。

最後に配管テープの先端が剥がれないようにするために、配管テープの終わりを3周程度粘着性の高い配管テープで巻いてください。配管テープの巻き上げが完了しましたら、手で配管テープを圧着して隙間が無くなるようにしましょう。

エアコン配管テープの巻き終わりのコツ

エアコン配管テープの巻き終わりのコツは下から上に巻き終わったら、そのまま折り返して下の方向に70cm程再度巻くことです。そうすることで、より耐久性が向上します。また巻き上げは非粘着性の配管テープで巻いて頂いて構いませんが、最後の巻き終わりは粘着性の高いテープでぐるっと固定しましょう。そうすることで配管テープが外れにくくなります。

エアコン配管テープの巻き方の失敗例

エアコン配管テープの巻き方を失敗してしまうと1年もしないうちに、配管テープが外れたり、配管テープの隙間から水が侵入してカビが生えてしまうことがあります。実際にエアコン配管テープの巻き方でよくある事例を3つ紹介したいと思います。是非とも、失敗例からひとつでも学びを得て頂ければ幸いです。

【失敗例1】エアコン配管テープが上から下の向きに巻かれている。

エアコン配管テープの巻き始めを上から下の方向に巻くのは絶対NGです。上から下の方向に巻いてしまいますと、雨水が必ず配管テープの隙間に侵入してしまいます。雨水が侵入するとカビが繁殖するスピードが非常に早くなりますので、必ず下から上の方向に配管テープを巻くようにしてください。

【失敗例2】配管テープの間隔を空けすぎている。

エアコンの配管に配管テープを巻く際に間隔が空いてスペースができた状態で巻いてしまいますと半年も持たないうちに配管テープがほどけて外れてしまいます。必ず、配管テープは半分重なり合わせるようにしながら、少しづつ巻いていきましょう。

劣化したエアコン配管テープの巻き直し手順

エアコンの配管テープは4~5年もするとエアコン配管テープがボロボロに劣化してきます。今回はエアコン配管テープが劣化した場合の巻き直しの手順を解説していきます。こちらをご確認頂ければ初心者でも簡単にエアコンの配管テープの巻き直しが可能ですので是非ともご参考にしてください。

【エアコン配管テープの巻き直し手順】
・カッターで劣化した配管テープに切り込みを入れて取り外す。
・外壁に配管を固定しているバンドをインパクトドライバーで外す。
・配管テープを下から上に巻いていく。
・配管テープが上までいったら、そのまま折り返して上から下に巻いていく。
・配管テープを巻き終わったら、粘着性の配管テープで3周ほどぐるっと固定をする。

エアコン配管テープの役割

エアコンの配管テープはエアコンの室内機から室外機に伸びる配管を保護する目的で設置されますが、こちらの配管テープには多くの役割が御座います。以下が、その主な役割ですので是非ともご参考にしてください。

配管の劣化を防ぐ。

エアコン配管テープは配管の劣化を防ぐ大きな役割があります。エアコンの配管は室内から室外に露出されますので、雨風に常に晒されてしまいます。

そのため、配管テープを施されていない配管ですと、配管自体に傷が入ってしまったり、錆が発生して腐食してしまう可能性が御座います。その点、エアコンの配管テープで配管をしっかりとぐるぐる巻きにすることによって、配管を保護することができ配管の寿命向上に貢献します。

見栄えを良くする。

エアコン配管テープで配管を巻くことによって外観の見栄えを向上する役割を果たします。エアコンの室内機側からエアコン専用の穴に配管だけでなく、ドレンホースとVA線も通す必要がありますので、この3つが単独でバラバラにエアコン専用の穴を通すと非常に見栄えが悪くなります。配管とドレンホースとVA線をエアコン配管テープでまとめることによって綺麗な見栄えに変わります。

室外機の振動吸収

エアコン配管テープで配管をぐるぐる巻きにすることによって、室外機のファンが回ったり、コンプレッサーが高速回転をする際の振動を吸収してくれる役割を果たしてくれます。

エアコンの室内機と室外機は配管で接続されておりますので、室外機側の振動は必ず配管経由で室内機に伝わります。エアコンの配管テープをしっかりと巻くことによって、エアコンを稼働をさせても耳障りにならないようエアコン配管テープが振動を吸収してくれるので快適に室内で過ごすことが可能になります。

配管テープによる露出配管より化粧カバー・配管カバーを設置した方がさらに良い理由

配管テープによる露出配管は安く施工できて標準工事に含まれていることから多くのお客様から人気を集めておりますが、化粧カバー・配管カバーの追加オプションも大人気です。化粧カバー・配管カバーを設置することによって下記のメリットがあります。是非とも化粧カバー・配管カバーの追加オプションもご検討下さい。

さらなる外観の向上

配管テープによる露出配管のデメリットとしては配管テープの色の種類が少ないので、施工現場によっては室内のクロスや室外の外壁の色と調和しないことです。

その点、化粧カバー・配管カバーは多くのカラーバリエーションが御座いますので、室内のクロスや室外の外壁と調和をとれることができます。お部屋のデザイン性を重視されているお施主様には配管テープによる露出配管より化粧カバー・配管カバーを追加で設置することをおすすめします。

直射日光や雨風から配管テープを保護

配管を保護するエアコンの配管テープは室外で365日24時間露出されておりますので、雨風のみならず直射日光からのダメージも受けます。そのため、3~5年経過するとエアコン配管テープがボロボロに劣化していることが多く見られます。

エアコン配管テープがボロボロだと家自体のイメージが非常に悪くなりますので、化粧カバー・配管カバーを設置することで配管テープを保護することが可能です。

配管・ドレンホースの劣化予防

化粧カバー・配管カバーを設置することによって、配管やドレンホース自体も保護することが可能です。

配管が雨風で損傷した場合には配管内の冷媒が抜けてしまいますので、エアコンの効きが悪くなってしまいますので化粧カバー・配管カバーは有効です。またドレンホースも化粧カバー・配管カバーで保護することにより、直射日光から守り劣化を防ぎます。